テラーノベル
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ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
数日後。
放課後。
教室にはまだ何人か残っていた。
「じゃあ、また明日!」
クラスメイトが次々と帰っていく。
shkも鞄を持ち、smの方を向いた。
『帰ろ。』
smが頷く。
その時。
「sm。」
先生が教室へ入ってきた。
何か伝えたいことがあるらしい。
smは先生の方を見る。
先生は話し始める。
ゆっくり。
口元も見える。
でも。
一方的に話し続ける。
smは途中でペンを取り出そうとした。
すると先生は慌てて首を振る。
「あ、ごめんごめん。」
「すぐ終わるから。」
また話し始める。
smは少し困ったように笑う。
返事ができない。
伝えられない。
shkはその様子を見つめていた。
しばらくして。
先生は何かを思い出したように手を止めた。
「あ……。」
ようやくsmへメモ帳を差し出す。
smは短く文字を書く。
先生はそれを読んで頷いた。
「ありがとう。」
そう言って教室を出ていく。
廊下。
二人で歩く。
shkは何度もsmを見る。
『さっき。』
smが振り向く。
『困ってた?』
smは少しだけ考えた。
そして。
『少し。』
『言いたいことがあった。』
『でも、止められた。』
短い手話。
その意味は。
shkにはよく分かった。
「すぐ終わるから。」
その一言で。
言葉を返す機会すらなくなる。
自分も。
何度も経験してきた。
shkは立ち止まる。
荻一野
3,847
smも足を止めた。
『……俺も。』
『昔、よくあった。』
『話したいのに。』
『もういいよって終わらされるの。』
smは静かに見つめる。
shkは少し笑った。
でも。
その笑顔は少し寂しかった。
『だから。』
『今度から俺が言う。』
smは首を傾げる。
『”smの返事を待ってください”って。』
『話せなくても。』
『返事はあるから。』
その手話を見た瞬間。
smの動きが止まった。
今まで。
自分はshkを支える側だった。
だから。
守ることばかり考えていた。
でも。
目の前の少年は。
いつの間にか。
自分を守ろうとしていた。
smはゆっくり笑う。
そして。
手を動かす。
『ありがとう。』
『でも。』
『一緒に言おう。』
shkは目を丸くする。
『一人じゃない。』
その6文字だけで。
胸がいっぱいになる。
夕焼けが。
二人の影を長く伸ばす。
もう。
支えるのは。
どちらか一人じゃなかった。
コメント
1件
**美月ゆめか🌸** うわあああ第10話…!😭💕 先生がsmの返事を待たずに話し続けるシーン、すごくリアルで胸が苦しくなった…。でも、shkが「smの返事を待ってください」って言えるようになったのが本当に尊い。 「一人じゃない」ってsmが返したところ、完全にエモすぎて泣いた。 支えるのはどっちかだけじゃないって、この二人の関係性が本当に美しい…! 夕焼けの中の影、すごく印象的でした。次話も楽しみにしてるよ〜!🌸