まぁ話は戻って。
ミネルヴァ先生のおっぱいは、デカすぎて片方にしゃぶりつくだけでも精一杯だし、意地悪とかする余裕なんてない。
しかも先生、催淫効果が効いてない。いつも余裕の表情だし、それでいてめっちゃくちゃ優しくて、聖母のようで、ゆっくり包み込むような、うっとり耳かきをされているような。先生の醒乳を取り込むと俺はとびきり甘えたい気分になる。だから黙ってる。
つーか、今日はやけにカグヤがつっかかってくるな。
「なんかやけに今日はつっかかってくんじゃん。」
思ったことがすぐ口から出る俺だが、言われた瞬間カグヤと俺の空気は唐辛子食ったかのようにビリついた。
真面目だからわからなくもないが、ちょっと変だ。敬語を使わないで喋ってくる唯一の存在ではあるけども、基本的に無口で俺のすることに言及してこないカグヤがわりとしつこい。
「カグヤくーん。もしかして〝アビリティ〟使ってたか?」
「私の地獄耳【ケルベロス】は、発動条件ないから常に発動してる。私は常にあらゆることを警戒して…」
「ははーん。」
「まだ何も知らない若手新入社員のメイドに言葉責」「はいはいはいはい。」
うーん。もしかしてカグヤは、それより先の行為に繋がる(授乳中の違反行為)を懸念しての、厳しさなのかもしれないなー。
「俺は君に配慮して結界も部屋に張ってたんだぞ。聞かせたくもなかったから。」「本来の儀式は、基本的につなげるような会話はしない。そういうルール。なのにずっと喋ってた。」
「初めての子に指導するのも俺の仕事だ。別に隠すつもりはねぇけど、俺が女の子だったらなんか仕事仲間に聞かれてんの、黙ってるのもイヤだなって思ったから配慮したんだよ。」
「城の外半径5キロメートルまでは鮮明に聞こえるから。結界の声も丸聞こえ。ダメ。」
「…はぁ〜。…そういうのなんていうか知ってる?」
「なに。」「悪趣味っていうんだぜ。」
「……ね」
「ん?」
「 し ね 」
どうやら俺は、カグヤを完全に怒らせてしまったらしい。
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