絆

志摩工さんが会社を辞めた。

社長は社長で飲みに出歩いた。

いつも居なかった。

私は千穂ともう私達、用がない見たい。

姉さん、

2人でいたら、お互いの自由がない。

好きなこと出来るよ。

千穂…

私ね好きな人出来たよ。暮らして観たい。

千穂さんいるのか？…

どちら様ですか？…

お姉さん？…美人だな。

裕さん待ってて、

姉さん身体気をつけてね。

千穂をお願い致します。

はい！笑っ

ボストンバッグを持ってもらう彼が

頭下げてた。

私も支度に取りかかった。

社長…さようなら。

鍵を置き、

コートを着こんだ私

リュックを片方の肩に下げた。

千穂が私の服をたたんでくれた。

…

ｸﾞｽｸﾞｽ…

髪をおろして。

ルージュをひいてみた。

涙ホクロがある私

鏡を見たら小じわがある。

千穂のオールゴルが鳴った

びっくりした…

エレベーターが動いてた。

私は階段を下りた。

…

いづみ…

居るのか？…

ドアをひいてみた。

いづみ-～💦

雅介さんの声がしてた。

タクシーを拾い。

ﾊﾞﾀﾝ!

いづみ～

JR駅迄お願い致します。

はい…一人ですか？

駅に付いた時、

入れ替わりに男性が乗った。

石上？。三島だ運転手停めてくれ！

お金を置いた。

三島～笑っいづみさんだろ？

振り向いたら。

ホテルの社長とあった。

ご無沙汰してます。

どこにいる？、

居たところから出ました。窪田社長御存じですよね？。私愛人観たいなのか、お手伝いなのか、今まで傍にいました。

お辞儀をして、

亡くなった母の故郷に帰ります。

手を繋がれた。

妹は？…

彼氏と暮らすとか出ていきましたよ笑っ離してください？…

身体気をつけろよ。

ホームで列車を待ってた。

ドン！

ごめんよ。

こちらこそすみません…

歩、

パパ？…お姉ちゃんだ！

ん？誰だって？

いづみお姉ちゃん…

ブラックコーヒーを買い、

私はポケットに入れた。

お姉ちゃん～いづみお姉ちゃんだよね？、

歩ちゃん？…大きくなったわね。

顔をあげた。志摩さん？…

いづみさん…

工さん…

どこに行く？。

母の故郷にでも…

何処だ？…

旭川です。

俺もそうだよ。親父が先に逝かれた

母が旭川に知り合いがいるから。来いって。

偶然ですか？…

パパ笑っ

向こうで歩が中学生になるって言われた。

電車の中で話してた、

…

いづみさん？一緒にならないか？

立った私

無理です…

私は社長に愛人にならないかって言われたばかりで、私社長宅に行かなかった。

いづみちゃん…

お姉ちゃん～パパのお嫁さんになってくれますか？…ママが亡くなってからお酒ばかり飲むようになったんだよ！、

お願いします！

いづみちゃん…

工さん？…

顔をあげたら、

私でもいいの？。

周りの乗客が

どうなるんだ？…

結婚してくれますか？…

はい…笑っ

抱きつかれた工さんに…

ヨッ！おめでとう～笑っ

パチパチ

パパ～笑っママ～

あ、あ、会いたかった…ああ