テラーノベル
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第1話
※ 年齢設定
🖤→25 💛→25 💚→17 💙→18
ー
昔からの幼馴染、岩本 照。
普通の友達には言えない、
少し歪んだ事も照になら話せる。
いわゆる、悪友みたいな存在。
目「可愛い子、見つけたんだよね。」
岩「ひひっ、笑 まじで?笑」
最初は、ただの興味だった。
街で偶然見かけた、 制服姿の高校生。
何気なくすれ違っただけなのに、
俺の目はあの子を追ってた。
岩「なんで?どんな子?笑」
目「男子高校生。」
阿部亮平
17歳
調べればすぐに名前も学校も分かった。
俺にとって、そんなの簡単なこと。
岩「またかよ、笑」
目「前のには逃げられたし、」
岩「あぁ、あの辰哉って子ね。」
目「そーそ、」
岩「俺、あの子結構気に入ってたな〜笑」
目「でしょ?だからぁ…リベンジ的な?」
岩「へ〜、いいじゃん 笑」
可愛い、だけじゃない。
俺が、守ってあげなきゃいけない
そんな気がした。
でも、 守るってどうすればいいんだろう。
他のやつに好きになられたらどうしよう。
誰かと恋愛したら、絶対そいつを選ぶ。
……だったら、最初から全部奪えばいい。
目「そっか、」
目「また閉じ込めればいいのか。」
岩「俺も協力しよっか?笑」
目「お願い出来る?笑」
岩「勿論。笑」
17歳の亮平は、まだ恋も知らない。
誰かに大事にされる方法も知らない。
だったら、俺が教えてやる。
25歳の俺と、17歳の亮平。
こんなの、普通じゃない。
でも、関係ない。
だってこれは愛だから。
ー
翔太の事は、ずっと前から知ってる。
出会ったのは偶然だったけど、
見つけた瞬間、「この子だ」と思った。
制服のポケットに手を突っ込んで、
ちょっと不機嫌そうな顔で歩いてる姿。
だけど、ふとした瞬間に笑うと、
子犬みたいに目が細くなる。
ああ、俺はこういうのに弱いんだな。
目「照は?可愛い子、見つけたの?」
岩「どうだと思う?」
目「見つけたね?笑」
岩「…うん、笑」
最初は「たまたま見かけただけ」だった。
でも、気づいたら“待つように”なった。
毎日、翔太の通学路で。
コンビニで立ち読みしてるふりして、
翔太が通るのを見てた。
家も、バイト先も、全部調べた。
そんなの、簡単だった。
ー
ストーカー?
……まぁ、そうだな。
でも、しょうがないじゃん。
好きって気持ちは、止められない。
俺は、翔太の全部を見てきた。
嬉しそうな顔も、ムカついてる顔も、
泣きそうな顔も。
他のやつと笑い合ってると、胸がザラついた。
……気づいたら、考えてた。
「閉じ込めればいいんじゃね?」って。
ー
夜中に檻を買った。
鍵を用意した。
バレない場所も確保した。
次に会うときは、
「ストーカー」じゃなくて、
「飼い主」だ。
ー
第2話→ュさんの投稿へ…👀✨️
コメント
8件
うん、好きですわ、
はい!最高すぎますね!!!! 天才でしかない
とぅき♡♡