TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

とある冒険者視点
夜でも明るく飲んで過ごそう!飲んでないとやっていけない!そんな感じで飲んではクエストを受けては荷物持ちをしていた毎日だったそんな時だ。約4ヶ月ぶりか?同業者の荷物持ちがギルドに顔を出した。何処にいたのかは知らない。4ヶ月ぶりだろうか。確か名前はノストだったかな?前までAランクのパーティーにいたという。すると

「お?引退してなかったのかよ。」とか

「アイツまだ冒険者やってたのか」とか聴こえてくる。私も荷物持ちだからなのか、肩身が狭い。多分ギルドを辞めに来たんだろう。そう思った

「ちょっとキラーウルフ討伐したいけどある?」

私は耳を疑った。荷物持ちが討伐?

「ありますがランクが足りないのかと。確かあなたはDランクでしたはずですよね?」

どうやら本気らしい。彼女の装備は短剣1本と杖だけだった。確かにキラーウルフは動きが単純で気をつけてさえいれば倒せない相手では無い。だがそれはある程度訓練した人ならの話だ。

「キラーウルフ討伐はCです。ましてやあなたは戦闘経験のなかった荷物持ちだったのでおすすめ出来ません。」

受付嬢の言う通りだ。いくらお金に困ってると言ってもそれは無謀過ぎる。まだ薬草採取の方が安全で確実なのに

「Dランクなら1つ上のクエストは受けれたハズですよね?」死にたいんですか?荷物持ちしかして来なかったあなたが討伐なんて自殺行為ですよ?」

「じゃあ討伐出来なかったらずっと荷物持ちでいいですよ?その時は違約金だって払いますから。」

それを聞いて私の隣に居た男が

「おもしれぇじゃねェか!荷物持ちだった奴が実は実力者って話かどうかなんだろ?」

「じゃあ俺は失敗に銀貨100だ!」

「俺も失敗に銀500だ!」「400!」「250!」

「おいおい賭けになってねえじゃねェか。なら俺は成功に金600な!」

どうしてそんなに死に急ぐんだろうあの荷物持ち。私なら、。

「あの…クエストを受注させるかは…」受付嬢が続きを言う前に野郎たちの圧が強くて押されていた。

「はい、。クエストクリア頑張って下さいね、。」

「はい。」

彼女がギルドから出ていって少しすると皆賭け事で盛り上がっていた。

「なぁアンジェはどっちにかけるんだ?」

「私は賭け事嫌いなの!ほっといて!」

絡まれるとろくな事が無い。でもあの荷物持ちが討伐から帰ってくる事に興味がある私がいる。今までそんな人なんていなかった。ちょっと実力を付けた荷物持ちは大体みんな亡くなっているからだ。戦闘経験は見ただけの経験しか無い人が殆どで武器を持ったとしてどう立ち回れば良いのか分からない人が殆どだからだ。だからこそ思う。死んで欲しくないと

「賭けはしないけど、無事帰って来て欲しいわね。」

「お?じゃあお前は成功に賭けるっと、。」

「だから賭け無いんだってば!!」

「でも成功すんの期待してんだろ?」

「それはまぁ、。」

「なら期待して報告を待とうぜ?どうなるかは知らねぇけどな!」

私はそんな事を言う機会があったとして言えるんだろうか。前衛に魔物の討伐を任せて素材回収くらいしかして来なかった私が、。


もし帰ってきたのなら話をして見よう。そんな事が可能だったのならだけどね。

loading

この作品はいかがでしたか?

7

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚