テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ひより「……」
やっぱり、明日環奈に改めてお礼を言っておこう。
私は2階にある保健室から一階に降りて行く。
???「ひより?」
ひより「えっ…慎也」
慎也は階段の前で誰かを待っていたかのように立っていた。
慎也「もう下校時間すぎたかだろ?何してんの」
ひより「この学校に下校時間なんてもの無いわよ」
慎也「それもそうだな」
気まずい空気が流れる。
だからコイツとは会いたくなかったのに。
ひより「誰待ってるの」
慎也「いや、校長に呼び出されたんだよ」
ひより「あんた、何かやらかんじゃないの」
慎也「別に…」
校長となら、私も少し話がしたい。コイツと居るのは嫌だけど。
私は慎也の隣に立ち、言う。
ひより「あんた、今私のことどう思ってる」
慎也「どうって?」
ひより「友達…だと思ってるの?」
慎也「もちろん!」
慎也「ひよりは違うの?」
ひより「…そんなことは…ない」
慎也「じゃあ、仲直りしよう!」
ひより「直すほどの仲は無いわよ」
慎也「えぇ……」
久しぶりに慎也と話したせいか、少し顔が緩む。
慎也「ひより、今笑った?!」
ひより「笑ってない。勘違い」
慎也「いや、ぜった…」
校長「お待たせしましたね」
慎也「あっ、先生」
ついに、今日終わるかもしれない。
この殺し合いが。
私が終わらせる
絶対に
ひより「校長先生、私もご一緒しても良いですか?」
校長「ひよりさん……ちょうど良かった。私も話したいと思っていました」
ひより「なら、良かったで
す」