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殺し合い学園

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殺し合い学園

11 - 第11話

♥

9

2025年07月11日

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ひより「……」

やっぱり、明日環奈に改めてお礼を言っておこう。

私は2階にある保健室から一階に降りて行く。

???「ひより?」

ひより「えっ…慎也」

慎也は階段の前で誰かを待っていたかのように立っていた。

慎也「もう下校時間すぎたかだろ?何してんの」

ひより「この学校に下校時間なんてもの無いわよ」

慎也「それもそうだな」

気まずい空気が流れる。

だからコイツとは会いたくなかったのに。

ひより「誰待ってるの」

慎也「いや、校長に呼び出されたんだよ」

ひより「あんた、何かやらかんじゃないの」

慎也「別に…」

校長となら、私も少し話がしたい。コイツと居るのは嫌だけど。

私は慎也の隣に立ち、言う。

ひより「あんた、今私のことどう思ってる」

慎也「どうって?」

ひより「友達…だと思ってるの?」

慎也「もちろん!」

慎也「ひよりは違うの?」

ひより「…そんなことは…ない」

慎也「じゃあ、仲直りしよう!」

ひより「直すほどの仲は無いわよ」

慎也「えぇ……」

久しぶりに慎也と話したせいか、少し顔が緩む。

慎也「ひより、今笑った?!」

ひより「笑ってない。勘違い」

慎也「いや、ぜった…」

校長「お待たせしましたね」

慎也「あっ、先生」

ついに、今日終わるかもしれない。

この殺し合いが。

私が終わらせる

絶対に

ひより「校長先生、私もご一緒しても良いですか?」

校長「ひよりさん……ちょうど良かった。私も話したいと思っていました」

ひより「なら、良かったで

す」



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