「 小さな…巨人? 」
「 そう。俺がバレー始めたきっかけの人。 」
「 …でももう翔陽は小さな巨人じゃないの…? 」
「 お、ほんと?!二代目いける!? 」
「 いけるいける!! 」
「 それじゃあ、桜芽が三代目だな! 」
「 え、俺…? 」
「 桜芽、気付いてないかもしれないけど超飛んでるぞ? 」
「 そっか…翔陽にそう言って貰えるの、嬉しい。 」
「 俺も、バレー楽しんでくれてるの嬉しい。 」
にっと翔陽は笑って言った。
「 そーいや高校どうすんの? 」
俺はもう今年で日本一旦帰るけどと付け加えて翔陽は言う。
「 高校は日本行くよ。父さんの仕事、日本に戻るらしくて… 」
「 おぉ!叶さん日本の広報行くのか…! 」
黒尾さんと一緒に働くのかなと呟く。
「 そ、それで…行きたい高校があって… 」
「 お、どこだ? 」
「 ……烏野…高校… 」
翔陽はびっくりしたように目を丸くしてすぐにニッコリ笑った。
「 てっきり東京の方行くのかと思ってたけど…桜芽が烏野行きたいなら俺、全力で応援する! 」
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