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明日は金曜日!よっしゃ!
そう思っていたら彼女 風香さんから連絡がきた
{知鶴くん!明日はどんなこと話す?距離も縮まったことだし恋バナとかどうかな?}
恋バナ…?
〜第3章〜
恋バナってなんだろうか?
よく女子達がして盛り上がっているのは見かけるが…男子だけで恋バナはしたことが無い
てか好きな子と恋バナはかなり気が持つがか心配だ
うーん…
「よっ知鶴!」
それにしても翔也は相変わらず僕に話しかけに来てくれるな
そうだ陽キャの翔也ならわかるかもしれない
「なぁ翔也」
「どうしたんだ?俺に相談があるなら全然聞くぜ!」
なんでわかるんだよ 怖いな
「その通り相談なんだけど…恋バナって具体的になにするものなの?」
「え…?恋バナ…ええええええぇええぇぇぇえ!? 」
そんな驚くか普通
「知鶴恋バナするのか!?誰と?!」
「…それは言いたくない」
彼女のことは言わないでおこう 帰る時一緒ってことも言ってないし
「えーでも楽しそー」
「で恋バナってなに?」
「あーそうだった恋バナってのはな、好きな人の好きなとことかを語る?感じだ!ちなみに知鶴から提案したのか?」
「僕からじゃないよ 相手の方」
そう言うと翔也が僕の肩に手を置いてきた どうしたんだ急に
「知鶴 それはきっと相手に好きな人ができたから聞いて欲しいだけだと思うぞ」
「え」
体が固まった 風香さんに好きな人ができた、もしくは元からいたのか…悲しい だただた悲しい
「まぁでも相手に恋人がいたら話は別だけどなその場合ただの惚気話だろ」
「…そうか」
辛いこれが現実か…
そうこうしている内に下校の時間がやってきた
「おーい!知鶴くーん!」
彼女が大きな声で僕の名前を呼ぶ
今日は元気が貰えそうにない…
「あれ元気ないね?大丈夫?」
「あぁ平気 大丈夫だよ」
でも彼女に心配させたくはない
男だからこそしっかり女子の恋バナを聞いてあげなければ
「恋バナ…」
「あー!忘れてた!よし 今日は恋バナをしよう!」
彼女はウキウキだったそんなに聞いて欲しかったのか また聞きたかったのか
「その…知鶴くんは好きな人とかいる?」
「いないよ」
ここは嘘をつくしかない そう思った
「えーつまんない!私はいるよー!」
「いるんだ」
彼女の好きな人は誰なんだろう?今は悲しいことよりその気持ちが強い
「その子幼なじみでさー昔は仲良くしてたんだけど急に壁ができちゃって…」
早速違った 僕と彼女は高校で知り合ったし昔も一緒にいなかった
「風香さんの好きな人って誰?」
とっさに言ってしまった
「うーんそれもひみつ!」
だろうなと感ずいていたけどやっぱ知りたい
「あ一応言っとくと好きな人は知鶴くんの友達の野坂くんじゃないよ」
よかった 翔也じゃなくて…もし翔也だったらこれからの接し方が分からなくなるからな…
「はーなんかスッキリした!ありがと私の恋バナ聞いてくれて!」
「どういたしまして」
「結菜とも恋バナしたんだけどさー…」
それから彼女の友達の話も聞いてなんだか疲れた
「それじゃまたね!知鶴くん!明日もたくさん話そ!」
「明日は土曜日でしょ?僕は家でのんびりしてるよ」
「てことは暇ってことだね?」
彼女の目つきが変わった ニヤリとしている
「明日は私とデートをしよう!詳しい予定はまた連絡するよ」
「え…?好きな人いるんじゃ」
「デートって友達と遊びに行くのもデートって言うんだよー?それじゃあねー!」
「ちょっと待って」
走るのが速すぎて追いつけなかった
明日 どんな服きて行こうか…