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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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彼女から連絡が来た

{明日初めてのデートだね!めっちゃ楽しみ!どこに行くかはその日までのお楽しみで!}

一体彼女は何を考えているのだろうか…

〜第4章〜

ついに来てしまった…今日この日は彼女とデートする日だ

てかまず好きな人と出かけるなんてまず現実的じゃない気がする…

そして遅い 集合時間が12時なのに今は12時10分だ いや別に怒っている訳じゃない ただ楽しみできたのに楽しむ時間を減らされているような気がして…

「おーい!ちーづーるーくーん!」

聞き慣れた声 彼女だ

「遅れましたー!あはは」

「あははじゃないんだけど」

「それはごめんね!せっかくのお出かけだからつい張り切っちゃって それに今の時期丁度いい気温だからいいかなーって」

確かに学校の時と雰囲気が違うなんだかいつも可愛い感じなのに今日はかっこいい感じだ

今の時期は11月の下旬で少し肌寒いぐらいだ

「今日は少し印象が違うね」

「そう!髪型も変えてさー服もオシャレでしょー?それに比べて知鶴くんは部屋着感強いね」

「この服しかもってなかったからさ」

確かにパーカーと長ズボンはさすがに適当すぎたか…

「あははっまぁ知鶴くんみたいでいいんじゃない?似合ってる似合ってる!」

部屋着が似合ってると言われても嬉しくない気がする…もうちょいオシャレしてくればよかった…

「それじゃあレッツラゴー!!」

「どこに行くの?」

「着いてからのお楽しみ!すぐ近くにあるから歩いていこう!」

しばらく歩いて着いた所は水族館だった

「最近できたばっかりらしいよーそれに予約制だから人も少ない!走り回れるかもね♪」

「走り回るのはやめようよ…」

てことは前々から予約を取っていたってことか…もし僕に用事があったら彼女は友達でも誘って行っていたことだろう

「わぁー…すごいすごい!めっちゃ広いよ!!でっかい魚もいる!イルカショーもやってるらしいよー!」

目をキラキラさせて水族館を回っている彼女をみていると、小さい子供と一緒に来た感覚になる

「うおっびっくりした」

サメか…

「あー!サメだー!めっちゃでかい!何メートルあるんだろー?」

本当に楽しそうだ 彼女が楽しそうにしていると僕も楽しくなってくる

「風香さん楽しそうだね」

「うん!水族館初めて来たからね〜」

初めてか…少し意外だったな

「知鶴くんは?水族館行ったことある?」

「僕は…」

あれ…昔のことが思い出せない…いやでも確か写真とかで水族館に行った時の写真があったから多分…

「行ったことあるよ 何回か」

「そうなんだー!いいね!」

その後も彼女とイルカショーを見に行ったり家族にお土産も買った 結構充実した日だった

「はー楽しかった!」

疲れ果てて公園のベンチで座っている

「どう?デートしてみて楽しかった?」

「楽しかったよ そうだジュース買ってくるけどなにか欲しい物ある?」

「炭酸がほしーい」

わかったとだけ言って自販機でジュースを買う 今日は本当に楽しかった ますます彼女のことが好きになった でもこれは片思い このまま片思いなのは嫌だなー そんな呑気のことを考えながら今日も一緒に帰る

「今日はサイコーだったよ!また月曜ねー!」

「うん また月曜日で」

母さんに6時までには帰ると言っていたけど…時計の針は6時半を刺さしている

まぁちょっとぐらい大丈夫だろう

記憶喪失の君に恋した16年

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