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「祐希さん…好き…」
俺はつい口にした瞬間、絶望した。
言ってしまった…。
「え?」
ほら、祐希さんだって驚いてる……。もう駄目だ……終わりだ…。
もう終わってしまうなら、と言葉を続けた。
「俺、祐希さんが好きなんです!一目惚れでした!!でもこんな想い気持ち悪いですよね?ごめんなさい……」
俺は泣きながら謝った。涙のせいで視界が歪んでいるけど、それでも必死に笑顔を作って言った。
もうこれで諦めよう……さようなら俺の恋……俺は逃げ出そうとする。
「おい、ちょっと待て」
祐希さんはそう言うと俺の腕を掴んだ。
「勝手に終わらせるな、俺はまだ何も言ってないぞ」
「……へ?でも祐希さんは俺の事好きじゃないですよね、それにもう嫌いになったでしょ…」
「だから勝手に決めつけんなって…」
祐希さんはそう言うと俺の頬を両手で包んで、顔を近づけてきた。
「んむっ!?」
え?これってキスされてる!?ちょ、まって!!やばい……心臓爆発しそう!!なんで、!?
「俺…藍のことが好きとか考えた事なかったけど、好きって言われた時すっげー嬉しかった…。だから俺も藍のことが好きなんだと思う……多分、だけど……」
「え…うそ…」
「嘘じゃねーよ、だってほら…キスできただろ?」
「あ、はい……確かに……?」
俺はまだ混乱していた。祐希さんが俺のこと好き?そんなわけ無いじゃん!絶対気の所為だよ!!
「藍が信じないならもう一回する?」
そう言って祐希さんはまた顔を近づけてきた。え!?ちょ、まて!!心の準備ができてない!!
「分かりましたっ!信じます!信じます!!…これ、両想いって事で良いんですよね?」
「そうだな」
祐希さんは微笑みながらそう言った。え、何その笑顔……かっこよすぎるんだけど!? もうだめだ……俺死ぬかも……。
「じゃあこれからよろしくな、藍」
祐希さんはそう言って俺の頭をぽんぽんと優しく叩いた。
あ……やばい、幸せすぎる…、さっきまで絶望してたのになぁ、。
「あ、はい!よろしくお願いします!」
俺は満面の笑みでそう言った。
そして祐希さんはそんな俺を見てまた微笑んだ。
あ〜もう!!本当にかっこいい……好きすぎる……大好き……。
「じゃあ帰るか」
「そうですね……」
俺たちは手を繋いで帰った。手を繋ぐなんて初めてだから凄く緊張したけどそれ以上に嬉しかった。
これからもずっと一緒にいたいな……
続く…?
次は多分🔞でゆうらん初夜だと思う