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てんころアニメ第二期が始まったので、千歳がはしゃいで見てる。俺はまだ見られないけど……なぜなら、俺が構成と編集を担当してるライターがすべてを放棄して連絡つかなくなったので、俺が残業して代わりに書かなきゃいけなくて……。
てんころを見終わったらしい千歳が、俺の仕事机に近づいてきた。
『まだ終わんないのか?』
「もう切り上げる、まあ今日で終わりそうにないから明日と明後日も残業だな」
『仕事放りだした奴、張り倒してやればいいのに』
「暴力はよくない。あと北海道の人だから、行くだけでお金かかる」
『お前のいる会社って、いろんなとこの人がいるんだな……』
千歳は嘆息した。
「まあ萌木さんも九州住まいだったしね。一応会社の住所は東京にあるんだけど、郵便受け借りてるだけのバーチャルオフィスだから」
『そんなんあるのか』
千歳は目を丸くした。
「でも、一度どっかで社員の交流会やりませんかって話は出てるんだよね」
萌木さんが九州から千葉住まいになったので、社員に限れば全員関東住まいになったのだ。仕事はSlackあれば一応回るんだけど、一度顔合わせて話さないと相手の雰囲気がわからないのもまあ事実なので、たまにはそういう交流もありかと思っている。
あと、新入社員がもう一人増えそうな気配なんだよね。嬉野さんがまだ22歳と若くて、それでいて教えたことはきちんと吸収するので、社員にならないか打診してるとのこと。たぶん嬉野さんが入ってからの交流会になるだろうな。
千歳が首を傾げた。
『交流会ってどんな事するんだ?』
「なんにも決まってないけど、まあ無難に行くなら飲み会かランチミーティングだろうな。あ、でも、もし萌木さん参加ならランチミーティングかな」
『赤ん坊いるなら、早く帰らないといけないしなあ』
千歳は頷いた。
「とりあえずシャワってくるよ。あがったら俺もてんころ見ようかな」
『すっごいよかったぞ!』
千歳は笑った。まあ、一期と同じクオリティならなんの心配もないだろうな。
そのうち、狭山さん原作の漫画も公開するし、唐和開港綺譚のコミカライズ準備も進んでるし、千歳がもっといろいろ楽しめたらいい。
コメント
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読了しました。千歳がアニメに夢中になってる隣で、仕事を投げ出したライターの尻拭いで残業……おつかれさまです、としか言いようがない(笑)。でも「暴力はよくない。あと北海道の人だから行くだけでお金かかる」って返しが実務的で笑いました。交流会の話とか新入社員の気配とか、会社がちゃんと前に進んでるのが伝わってきてほっこり。千歳が「もっといろいろ楽しめたらいい」って締めが好きだなあ。お仕事終わったらてんころ見て癒されてください!
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凛道桜嵐 新
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