pn&sn&kr「あっ」
保健室前で、出会った。
sn「ぺいんとさん!大丈夫ですか…?」
pn「…うん。お前は?!しにがみは…!肩…」
sn「…外れちゃいましたけど、すぐに治りますよ!」
pn「…えと」
kr「…」
2人はまだ気まずいようだ。
すると、ぺいんとさんが話し始める。
pn「ごめんなさい!それと…運んでくれてありがとうございます。…突き放しちゃってすみません。」
kr「…んーん。俺も悪かったよ。態度も…考え方も。」
pn「…その…と、友達…なりたいなって、前々から思ってたんです…。許してくれますか…!」
kr「…むしろ俺からお願いするよ。…よろしく。」
pn「!よろしくお願いします!!!!」
2人は笑顔でそう伝え合った。
あとの問題は…
sn「トラゾーさんとも友達にならなきゃですね。」
pn「…うん!今度は絶対に離れたくない!!」
kr「うん!」
そこからトラゾーさんの居場所を探した。
生徒たちから情報をもらって
探して。
そして彼は、屋上にいた。
今日は風が強く、吹き飛びそうだ。
sn「トラゾーさん!」
pn「トラゾー!」
kr「…」
tr「あー!やっぱきた!友達になりにきたとか?」
pn「そうだよ!」
tr「!」
彼は僕たちに背を向ける。
そして呟くように言った。
tr「…ぺいんとは、いじめのこと______」
pn「言ったよ。」
tr「!」
pn「…俺の行動がバカだったんだ。我慢なんてしなけりゃよかった。…こんなに友達がいたんだから。」
tr「っ…!そっか…そっかそっか…」
トラゾーさんの声は震えていた。
泣き堪えているのだろうか。
sn「…助けられなくてごめんなさい。辛い家庭で…育ったのに。だからこそ!もう一度やり直したいんです!友達になってください!」
pn「トラゾー。お願い…!」
kr「…俺からもお願いしたいな。」
tr「…」
沈黙の時間は長く感じた。
tr「…もう、離れたりしない?」
pn&kr&sn「絶対」
彼の口が少し緩む。
tr「…じゃあ、よろしくおねがいします」
彼たちがこれからどんな快進撃をするのかは誰にもわからない。
ただ…
そこに日常があればいいのだ。
日常があって、
日常を過ごして、
日常を届ける。
それが彼らの1番の幸せだろう。
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