第43話 気持ちの変化
密かな魔法の訓練を開始して数日。
「――そろそろ一休みしませんか」
書類確認中のジェイドの机の前、ソファで理世の話を記録していたアルは、そう言うと立ち上がった。
「うん、そうしようか」
「殿下も、そろそろ一度休んだほうがいいですよ」
「この書類に目を通してからにする……今日中に兄上の確認も必要だからな」
「はいはいわかりました……じゃあ、私はお茶の準備をしてきますね。殿下も作業中ですし、ここでお茶にしましょう」
「あ、手伝うよ」
「お気になさらず。殿下の元を離れるわけにはいかないでしょう?」
ずっと書類に目を向けているジェイドを横目で見つつ、アルは苦笑する。
「……確かに。じゃあお願いしようかな」
「では、ひとまず失礼しますね」
理世とジェイドに軽く会釈すると、アルは一度ジェイドの執務室を出て行く。
ジェイドも仕事に集中しているので、********
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