王都ゾディアック……その中心部から離れた所にあるアウト通り。その中でも更に外れた場所にある裏路地に、2人の人物が立っていた。
「ここが例の場所か」
そう呟いたのは2人の内の1人、探偵服を着た大柄な男。彼は、手に持った地図を見ながら辺りを見回している。
「みたいだね……」
その地図を男の隣で覗き込んでいるのは、白のワンピースを着た橙色の長い髪を持つ小柄な少女。
男の名前は平真。少女の名はセイ。普段、アウト通りで探偵事務所を営んでいる彼らが、こんな場所にいるのはある理由があった……。
それは、今朝の事。探偵事務所にある依頼人がやってきた。
「巨大な石像が町中を歩いてたぁ!?」
「……はい」
探偵事務所の応接ソファに、疲れた************************
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