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ワンクッション⚠️政治的意図を含まず、実在する国家と無関係です。カップリング要素「アメ日」微「ソナチ」が含まれます。日本にウサ耳がついておりセリフが鳴き声オンリー、独自の性格をキャラそれぞれ含みます。後々「ロシドイ」要素も含むのでお気をつけて。国は存在しているだけで、政治的な位置には存在せず、不老不死でそれぞれ好きに生きている独自の世界設定を含みます。以上が大丈夫で何でも行ける方だけどうぞ(*´∀`)♪
ある日のこと…
「ハーッ退屈だぜぇーー…」
アメリカは退屈な表情で大通りを歩く。未だ、ニューヨークの街並みはギラギラと輝いており、夕焼けであるのに関わらず、騒々しさは抜けない。何か面白い物はないのか、あたりを見回した。
(ゲーセンここら辺あったっけかなあ)
しかしその時、突如アメリカの耳に飛び込んできた音は、ゲーセンの音ではなく…何かの動物が鳴いたか弱い悲鳴だった。
『…っきゅう!!!みゅっ…!』
アメリカはその声が助けを求めている事を確信して、声がした方向へと目を向ける。
すると、雪の様な白色とふわふわとした耳を後ろにたて、ピョコっと効果音が出そうな、
まあるい尻尾をもつ兎の獣人がいた。そして、体を固くして目の前にいる無理やり腕を掴んでいる男を背一杯威嚇していたのだ。心なしか兎の赤く、だが柔らかな色を持つ、つぶらな瞳は涙で潤み怯えているのがはっきりとわかる。
アメリカはその状況を素早く把握して…
「おおーい‼︎待ち合わせここだぜ、ここ!!」
と、大きな声で声をかけた。腕を掴んでいた…まあ、ナンパ男は大きな声にビクとたじろいだ。アメリカは大股で兎とナンパ男の間に立ち188cmの身長を生かしそのナンパ男を見下ろし威圧する。背中に怯えている兎を背に隠し様にすると、兎がふっと体の警戒を解きアメリカの服を遠慮しながら掴む。どうやら意図が伝わったらしい。
「…それでェ?おにいさん俺のツレになんか用事があったのか?…俺が代わりに用事、叶えてやるよ。」
アメリカはスポーツが好きな健全男性なわけで、体格は他の奴よりいいと自負できる。そうして、ひと睨みしてやれば、男は転げるように逃げていった。
(ふん、肝のちっせえ野郎だ。)
『… みゅう、』
「ん?どうした?あっ怪我とか、他にされた事は何かあったか?ここら辺はちょいと詳しいから案内できるが…」
兎は慌てた様子で、自分のカバンの中に手を突っ込んで、スケッチブックとペンを取り出す。ペンからキュポっとキャップを外し、整っている字をすらすらと書き綴った。「ふむふむ、ありがとう…気にすんなよ、当然のことをしたまでだぜ。成程日本…何だあんたも国なのか?ん…なになに…」
突然だが、この世界には一定数ウサギの耳が生えている、獣人の様な存在がいる。昔では、差別などを受け、オークションなどで売り捌かれてしまったり人間とは別とされていた。だが、見た目で言えば大きく長いふわふわの耳とふわふわな尻尾それくらいの違いであり、彼らも言葉を学び、知識を得ることが出来た。(実際、犬猿の仲の友人が同棲している兎は医者でかなり賢い。)見た目が少し違うだけで、そんな扱いなのは差別だと、今では獣人を見ない日はないと言ってもいいほど差別などは殆ど見なくなったのだ。
だが、それはニューヨークなどの首都圏のみに限った事、辺鄙な田舎では未だ、その意識が抜けない人間がいる。そのため、兎でも人の言葉を喋るのが出来ない子もいるわけだ。国の様だが、英語だったりすると、発音が厳しい所があるだろう。どうやらこの子は、スケッチブックに書いて意思疎通ができる様だ。
(大したもんだ。これまで苦労も多かっただろうに)
『みゅーーー?』
「…おっと、何でもないぜ。
うん?あそこのカフェでご馳走するからついてきて欲しい?いやいや俺は間に入ってやっただけだ。奢られる様な事じゃない。」
そう発言すると、思いの外強い力でジャケットを引っ張りこてんと首を可愛いらしく傾げる
『きゅぅ…っ』
アメリカが折れるしかなかったのは言わずもながである。
これがアメリカと日本の出会いであり、国生の中での大きな転換点となるものだった。
コメント
1件
うわあ……雑食さん、新作読ませていただきました🥀 まだ1話なのに、もう世界観がちゃんと立っててすごいです。ウサ耳の日本ちゃんがスケッチブックで必死に伝えようとしてるところとか、アメリカが「当然のことをしたまでだぜ」ってさらっとかっこいいところとか……もうジーンときました。2人の出会いの温かさと、背景にある差別の歴史の静かな重みが響きます。続きがすごく気になります🌙