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構想
らっだぁ=青鬼(無自覚)
青鬼に取り憑かれている
もともと人外の発想を持っていたため青鬼が引き寄せられ依代となってしまった
青鬼は日に日にらっだぁの魂を喰って身体の主導権を握ろうとしてい
きょー(研究者)
前世でらっだぁと関係があった
らっだぁには恩があるためなるべく早く青鬼を殺してらっだぁを救いたいと思っている
レウ(らっだぁと同じく化け物として収容されている実験体)
前世でらっだぁの仲間だった、記憶はない
もともと人外、街の迷い込み捕らえられた
ワクチンの作成など医学知識が豊富で国を支える医療従事者
だがその力量は計り知れない
その気になれば国一つ余裕で滅ぼせる
コン(研究責任者、らっだぁを青鬼から人間へと戻そうとしている…?)
前世でらっだぁに命を救われた元化け物
らっだぁに青鬼が取り付く事を予知していた
そこから前世の記憶を使ってさまざまな試作の特効薬を作り続けている
なんとしてもらっだぁを救いたい
緑色(研究所で実験され死んだ人間、研究者に裏切られた)
前世でらっだぁの弟、らっだぁは緑のことを覚えていない
死んでもらっだぁが心残りで幽霊になった
らっだぁが死ぬのは嫌だと考えているが一緒になりたいとも思っている
はぁっ
はぁっ…
はぁっっ……
「あっちだー!」
「追え追えー!!」
こっちにも…!!はやくにげないと………
ころされる……ッ……
まだ……っ
まだしにたくないっっっ!!
おれはいきたいっ…
なんで……なんでおれが
こんなめにっっ……
彼は走って走って走った
だが大人の早さは想定よりも早かったようだ
バァンッ
銃声が路地に響き彼の体がグラリと揺れ地面に伏せた
いたい…
いたい……いたいっ…
おれはじぶんのあしをみた
彼の青く染まった血が彼のふとももからドロリと流れ出している
彼はなんとかして逃げようと逃げる事を試みるが彼の足は動かない
「ようやく…捕まえたぞ」
男は彼の頭に銃を突きつけ引き金に指をかける
いやっ……やめてっっっ…
こわいよ…
なんでそんなことするの…?
おれはなにもしてないっっ……
なのに…なんでっっ!?
彼は泣いていた
男は躊躇った
「なんで……なんで化け物が泣いてるんだよ…」
ばけものって……おれは、ばけものじゃない……
おれはおれなのに…
みんなしておれをいじめるんだ
なんでなの!
あおおにってなに!?
なんでころそうとしてくるの!?!??
「わるく……悪く思うなよ…」
「俺だって本当はこんな幼い子供を手にかけたくないんだからな」
やめ_________
バァンッ………
2度目の銃声がなったと同時に彼は意識を失った
ザァァァァァッ
雨音と体に残る僅かな熱で彼は再び目を覚ました
雨が彼の体に降り注ぎ熱を奪ってゆく
さむい……
彼はなんとか立ち上がりあてもなく歩き彷徨った
きっとこのきずじゃにげきれない
おれがしななかったことはあいつらがぜったいはあくしてるはずだから…
でも……このあおいちはおれしかでないからこんなにしたたってたらすぐにばれちゃう
どうすればおれはにげきれるんだろう?
それともおれはもうしぬことしかできないのかな?
雨の降る中彼は足を引き摺りながら道を歩いた
彼はなんとか屋根があるところを見つけ入り止血をおこなった
止血をしても血が完全に止まることはなかったがそんなことよりも彼は猛烈な空腹に襲われていた
おなか…へったな……
いつからたべてないのかな………
でもまたたべたらあいつらがおれをころしにくるんだろうから
おれはおなかがすいてもがまんしなくちゃいけない
彼は壁に寄りかかりながら身を丸め深い眠りへとついた
気がつくと彼は手足を機械の枷で固定され椅子に座らせられていた
ここ…は………?
意識が朦朧とする中誰かが彼に近づいてきた
「これが例の青鬼か…」
彼は言葉を発した
? あおおにって…なに……
? おれは…ばけものじゃ…ない………
「おぉ!喋れるのか!」
なんだこいつ…
「じゃあこれから質問をするんだが絶対に、正直に答えてくれ」
彼は少しして頷いた
「まず一つ目何故人を喰ったんや?」
? ……
? おれね…みんなとちがくてあじがわからないの…
? だからためしにひとのちをのんでみたらおいしかったの
? だからたべた
「……」
研究者と思われる人物はメモをとってから次の質問をした
「二つ目の質問だ」
「お前はいつ生まれた?」
彼は口を開こうとした
でも
話せなかった
? おれが…うまれた……じかん…?
? おれって……いつ…?
? ?…なんで………なんで
? おもいだせない……?
「ふーん?わからない…か」
「じゃあ最後の質問や」
「お前は何者なんや?」
? おれはにんげん
? おかあさんもいるしおとおさんもいる
? おれはにんげんだよ
「人間…そうか……わかった」
研究者のような人物はドアへ向かって歩き出す
ドアノブを握りながら振り返り彼に言った
「体の不調があったら教えてくれ」
「いつでも対応するからな」
? そうなの?
? じゃあ……
「なんだ?」
? おなかへった
「えっ?いま?」
? うん…だっておれもうなんにちもごはんたべてないから………
「それもそっか…」
? てゆーかきみはだれなの?
研究者と思われる人物は答えた
「俺は金豚きょーや」
きょー よろしくな
? きょーさんね
きょー お前の名前は?
? 俺…?
? なんだっけ…?
きょー ……
きょー らっだぁや
らっだぁ そうだったけ…?
きょー 今俺がつけた
らっだぁ ふっっwそうなんだ
らっだぁ ありがと!きょーさん!!
きょー っ…
彼は一瞬歪んだきょーの顔を見逃さなかった
きょー まぁ…ええ
きょー 何食べたいんや?
らっだぁ にくー!
きょー あぁそうか
きょー 言っとくけど人間の肉は持ってこおへんからな
らっだぁ はーい