中学3年の頃、私はABCが言えなかった。
その時はまだ,自分が『知的しょうがい者』だとは気が付いてなかった。判定自体は高校の頃に受けたから。
先生 「今日も授業始めるぞ。まずはABCを言うところからだ。『私』ABCを言ってみろ。」
私 「あ,えっと…A…B…C…D…E…F…えっと…。」
私 「痛…!」
先生 『やっぱりお前は『ダメ人間』だな。ABCすら言えないなんてなぁ。なあ?皆んな??』
私(痛い…。親友と…クラスメイトと…先生まで叩くなんて…酷いよ…。)
塾に行けば毎日叩かれ,(クラス全員,先生含め)罵られ,否定される日々だった。
私はそんな生活が,限界だった。でも,行きたい高校があったから。辛くても悲しくても,必死で頑張っていた。でも,ある日…
私(あれ,,?!宿題…忘れて来ちゃった…どうしよう…また怒られる…っ)
先生 「授業を始める前に,課題集めるぞー、」
皆 「はーい。」
先生 「何だ。お前は課題を忘れたのか?まったく。お前はほんとに何をやっても『駄目だな。』」
私 「ごめんなさい…。」
先生 「ああ。そうだwお前,一層の事,『黒豚』と結婚すれば幸せになれるんじゃねぇの?w」
私 「…っ…え?…あはは…。」
(酷い…。もう…限…界だよ…っ…。)
その日の夜,私は家に帰ってすぐに,風呂場で,声を殺して,泣いた。
次の日私は塾を辞めた。
ーそして私は,『人間を信じる』
『人間に期待する』のを辞めた。
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