注意事項
・1話参照
なんでも許せる方だけお進みください
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食堂へ向かいながら、
俺はふと横を見る。
tnがゼリー片手にutに怒られとる。
表情はいつも通りに見えるけど……少しだけ目の下が赤い。
ut「んも~、2人ともちゃんと食べてや?心配してまうから。」
tn「善処するわ」
kn「俺も」
ut「はぁ…とりあえず今日は一緒に飯食うで。」
そんな他愛ない会話の中で、
俺はほんまは聞きたかった。
“お前も夢、見とるんか?”
けど言えへんかった。
言った瞬間、なにか繋がってしまいそうで。
繋がったら、もう戻られへん気がして。
✱
自室に戻り、書類を広げた。
…が、集中できひん。
kn「……最悪や。寝たらまた、夢見る」
布団に潜り込んでも、寝返り打っても、呼吸は浅いまま。
目を閉じると、あの廊下が浮かぶ。
grの顔も。
kn「なんで俺ばっかりなんや……」
手のひらが汗ばんでくる。
もう寝るのが怖い。
でも体は限界や。
ゆっくり目を閉じると
また、あの廊下。
また、あの足音。
コツ、コツ
kn「………」
だが今回は違った。
奥に立つ影が、5つあった。
全部”知らん顔”やのに、
声だけが、どうしようもなく懐かしい。
??「__まだ、気づかんのか」
??「__コネシマ」
??「__待っとったんやで」
??「__相変わらずやな」
??「__心配したんやから」
kn「は……っ?」
誰も見たことないのに。
声でわかる。
zm
sho
ut
syp
em
……やのに、違う。
まるでタイムスリップしたみたいに、大人になった声。
悲しみを抱えたような声。
でもどこか嬉しそうな声。
手を伸ばすと、影たちは距離を置くように後退った。
kn「なんで……近づかへんの?」
沈黙。
それだけが返ってくる。
次の瞬間、白い光が視界を裂いた。
✱
kn「はっ……!」
汗が首筋をつたう。
息が乱れ、胸が締めつけられたまま。
kn「……なんやったんや、今の」
数秒前まで、確かにそこに“いた”。
けど思い出そうとすると、
記憶の端がスルスル抜け落ちていく。
kn「……やばいな、これ」
額に手を当てて深呼吸したとき
コン、コン
扉が控えめに叩かれる。
utの声。
ut「シッマ?……大丈夫か?」
kn「……っ」
言えへん。
夢の内容も、胸の痛みも、怖さも。
でも言わなかったら、もっと壊れる。
kn「……入ってええで」
utがそっと入る。
その顔は思いっきり“心配してます”って書いとる。
ut「夢、見たん?」
kn「……せや」
utは黙って俺の横に腰を下ろす。
ut「シッマ。トントンも似たようなこと言っとった」
kn「……っ」
胸がまた痛む。
ut「2人だけが見とるんやない。 ……たぶん、繋がっとるんやと思うわ」
kn「……夢が、か?」
ut「いや。夢の向こう側の”誰か”との繋がりや」
その言い方が、妙に怖かった。
✱
その夜は、 結局また夢を見た。
けど、少しだけ違った。
今度は、奥に立っとる影が…… 俺を”怖がって”いなかった。
ただ、寂しそうに笑っとった。
まるで
“思い出すのは、まだ早い”
そう言われとるみたいに。
kn「……なんなんや、ほんま……」
胸の奥が、ずっと疼いていた。
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オチ弱……ごめん🙇
流石に弱すぎる((
コメント
2件
おち弱…ぽて神様がおち弱なら我おち弱弱やぞ?違う世界線なのか…さいこう