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私の名前は、八坂真尋。どこにでもいる普通の高校生だった……と思う。少なくとも自分のことを普通じゃないと思ったことはないし、自分が特別な存在だとも思ったこともない。だから、この手紙が届くまでは本当にただの平凡な女子高生だったのだ。
そう、つい先ほどまで。
***
「おーい、八坂! ちょっとこっち来てくれ!」
放課後になり、帰ろうとした矢先のことだった。廊下で担任の教師に呼び止められた。
「なんですか?」
「これ、お前宛に来てるぞ」
教師の手には一通の手紙があった。白い封筒に赤いハートマークが書かれた可愛らしいデザインだが、表書きの文字は明らかに女の子の字ではなかった。
「ラブレターじゃねーよ!ただの日記だよ!」
「そういや昨日、親父がまた何か変なことやってたぞ」「え?」「なんか自分の頭に針ぶっ刺してたんだよ」「マジ!?」「うん……あぁ、あれはヤバいな」「……ねぇ、ちょっと見せてくれないかな?」「ああ、別にいいけど」
それは、まだ僕達が幼かった頃の話――
『ほら、これが俺の考えた最強の必殺技だ!』
『おお~』
父さんの部屋にあった本を読みながら、僕は目を輝かせていた。
目の前にいるのは父さんの幼馴染みだった人だ。俺にとっては遠い親戚に当たる人で、小さい頃はよく遊んでもらった覚えがある。
だが今は違う。
「久しぶりね、勇太くん」
「お、お久しぶりです……えっと」
俺は今、父さんの実家に来ていた。理由は簡単。今日は母さんのご両親に挨拶をする日なのだ。つまりこの人が俺たちの結婚相手の小鳥遊沙耶香さんだ。
「そんなにかしこまらなくていいよ」
「えーっと……じゃあ、よろしくね?」
「うん!任せて!」
「いやぁ、それはちょっと厳しいかな……」
「うぅん……そう言われても困っちゃうかも」
「えぇ!?そんなこと言われてたの?ごめんなさい……知らなかったわ……」
「ふむふむ。なるほどねぇ〜」
「もちろんさ〜♪」
「わかったわ。それくらい全然大丈夫だよ」
「ううん……ごめんね。ちょっと考え事してただけよ。それで?」
「そうね……あなた達には申し訳ないけれど、やっぱり私はこの世界を守りたい。だから協力して欲しいの」
「あーもう! わかってるってば! 今度こそちゃんと話を聞く!」
「えっと……じゃあまずは、さっきの話についてもう少し詳しく聞かせてもらえるかな? あと、私達に何か出来る事があれば遠慮なく言って欲しいんだけど……」
『……はい。分かりました』
『あの時……私が見たモノは、きっと現実だったんです。
そして今も、まだ続いている。そう思うしか無いんです』
―――少女は語る。
それはおよそ二ヶ月前の事だったという。
彼女が学校からの帰り道でいつものように歩いていると、突如目の前に現れた黒い穴のようなものに引き込まれたらしい。
その先は暗く深い闇の中であり、どこへ通じているのか分からない。
しかし、それ故に自分の意見を押し通そうとする我の強さがあり、一度決めたら頑として譲らない頑固さがある。また、自分の考えに固執する傾向もあるため、柔軟性に欠ける面も見られる。その為、周囲との軋轢が生じやすく孤立しやすい。また、その反面、自分の信じた道をひたすら進む強い意志もあり、時には周囲の人間を巻き込んでしまうほどの勢いを持つ事もある。病名:天衣枯仙病 近年、ここ日本で奇妙な病気が発見される。発病した人間は、まるで仙人のように髪が伸び続けてしまい最終的には禿げ上がってしまうという奇病だった。しかも、この病にかかったものは例外なく20歳前後までに死亡すると言われている。
そして、その治療法は未だ不明のまま……
【備考】
名前:御船士郎
性別:女
年齢:25
身長:153cm
体重:50kg
種族:人間
趣味:料理、読書、旅行
特技:暗算(10桁まで)
好きなもの:美味しい物全般、家族
苦手なもの:苦い食べ物、幽霊などのオカルト全般、雨の日など天候の変化
好きなもの:面白いこと、楽しい事、お洒落、音楽鑑賞、料理、本を読むこと、動物や植物を育てること
嫌いなもの:理不尽なこと、自分の理解できないもの、退屈、説教くさい奴、嘘つき、人の話を聞かない奴、偉そうな奴、しつこい奴、騒々しい場所
弱点:不意打ちやだまし討ちといった戦法に弱い
病名:泡沫花病 最近、ここ日本で奇妙な病気が発見される。発病した人間は、ある感情を抱くと、周りでいきなり草花が生え始めるという。更に発病すると老化がとまってしまう。
相手の事をよく理解しており、相手が本当に望んでいる事を見抜き、それに沿った行動を取る事が出来る。そのため、相手に信頼されやすいタイプだが、一方で自分の考えを相手に押し付ける事も多い。基本的には優しい性格なので、誰に対しても穏やかに接する事ができる。ただ少々優柔不断なきらいがあり、決断を下すのが苦手。
社交的で友人は多いが、深い付き合いの友人は少ない。どちらかといえば内向的な人間であり、初対面の人物に対してはやや緊張気味になる。ただし慣れると打ち解けやすくなる