「」k先輩
『』m先輩
[]他の先輩
k先輩視点
[そういやさ、m告白されたらしいよ(s]
「え、、?」
嘘、、でしょ?
僕は密かにmのことを思っていた。元気で明るくて、優しくて逞しい。そんな彼が好きだった。
同性のことが好きっていうのもあって、誰にも話したことのない秘密。
「誰に?」
[誰だっけなぁ。隣のクラスの、、誰だったっけ、、!忘れた!(s]
肝心なところをsは忘れてしまったようだった。
「OKしたのかな」
[わかんね。聞いてみたら?(s]
そんな勇気ない。もしそれでうんって言われたら、僕は失恋したことになっちゃうから。
それからというもの、mを避けるようになった。
部活も極力mと組まないようにして、距離を取るようにした。
気まずかったから。好きな人が告白されて、喜べないからね。
『k』
「ビクッ」
帰り道。いきなり声をかけられた。
『最近冷たくない?俺なんかした、、?』
「何も、、、ないよ、、?」
『嘘つき!!あきらかに俺のこと避けてるじゃん。ねぇ、なにがあったの!?』
怖い。今のmに感じた素直な感想だ。僕の肩を掴んで、怒鳴りつけるような口調でmは続けて言った。
『ねぇってば!ねぇ、俺何かした?だったら悪かったから。お願いだからさ!俺のこと避けないで、、!』
mは何もしてないよ。僕が、、僕が、自分の都合で避けてるだけ。
「あ、、、。その、mが告白されたって聞いて、、その、、、」
『嫉妬してくれたの?』
「、、、。言っちゃえば、、そう」
僕がそう言った瞬間mの表情は明るくなった。
『なんだ!言ってくれればよかったのに!告白は断ったんだ!好きな人がいるから!』
ズキっと心がいたむ。その好きな人は誰なんだろう。僕だったらいいのにな。
『k。好きだ!小学校の頃から好きだった。お願い。付き合ってほしい!』
一番欲しかった。好きだって言ってもらいたかった。
嬉しい。
「嬉しい!僕も好きなんだ」
両思いなんて思っても見なかったことだから舞い上がってしまう。
『ほんと!嬉しい。よろしくね。俺の”彼女”』
「///彼女じゃなくて彼氏がいい!」
『照れてる時点で彼女でしょ』
「///」
『かーわい』
「///やめてってばー!」
僕の初めての恋人。嬉しい。両思いって幸せだなって思った。この思いをどうやって言葉に表せばいいのかわからないくらいに。僕の心は舞い上がっている。
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