愛の鎖

祐希Side

快楽に悶える白い身体を堪能しながら、両足を大きく割り開く‥

期待するように中心部がピクピクと揺れるのが可愛くて思わず指で弾いてしまう。

「あっ‥‥///」

抑えきれない可愛い声にニヤリと笑いながら顔を覗き込むと、藍の頬が赤らむ。

俺が来た時よりもだいぶ顔色は良くなっているようだ。

「そんなにいい？くすっ。言ってみ？気持ちいいって‥」

意地悪くそう囁くと、さっきまで欲しい、欲しいとねだっていたのに‥プイッと横を向いてしまった。

「言うわけないやん！///」

「あっ、そんな事言うんだ‥さっきまであんなに可愛くおねだりしてたくせに？」

開ききった足の最奥‥一番敏感な部分に指を押し当てる。少し触れただけなのに‥誘うようにヒクヒクと蠢く。入り口付近を撫でるように触り、第一関節だけ挿入すると、藍の腰がビクンと跳ね上がった。

きっと中に挿れて欲しくて堪らないのだろう‥開いた両足がガクガクと震えている。

「ほら？言ってみ？俺のが欲しいって‥」

不思議な事に、快楽に溺れている藍は、自ら欲しがり足を絡めてくるくせに‥少しでも自我を取り戻すと‥すっかりその鳴りを潜めてしまう。

キュッと唇を硬く噛みながら、上目遣いで俺を睨んでくる。

はっ‥そんなに睨んでも意味がないのに。熱い視線は物語っている。

欲しいと‥。

「さっきは言ってくれただろ？もう一度‥言って？」

お前の口からもう一度聞きたい。その一心で執拗に求める。

そうすれば‥

いつだって折れるのは藍の方だった。

「ゆう‥き‥が欲‥し‥い‥」

自分の両手で顔を隠しながら呟く。

「俺の何が欲しいわけ？」

すかさず問うと‥頭を振って嫌々をする藍があまりにも可愛くてつい虐めたくなる。

「ほら？らぁん、俺の何が欲しいの？言わないとこのまんまだぞ？辛いだろ？この状況は‥」

その言葉と同時にグイッと指を挿入する。いつも以上に柔らかい肉襞は、すんなりと俺の指を飲み込む。

そして、重点的に弱い部分を擦り上げる。

その刺激で、藍の陰茎から薄い液がポタポタと零れ落ちた。

「ひゃぁぁぁぁっ、」

泣き声のような声を聞きながら、零れ落ちるものを舐め取り亀頭部にも口を吸い付ける。

先端部分を舌で弄ると、それこそタラタラと溢れてくる。

口に含み、後ろを攻める手の動きを早めると‥藍の腰が宙に浮いた。

「もぉ‥嫌やぁ‥はや‥く‥」

「‥‥‥‥」

催促する声を無視しながら、もう解れきった後ろを指で掻き回す。ぐちゃぐちゃ‥と卑猥な音が藍の声と重なる。

そうすると‥もう我慢できないとばかりに藍が言葉にする。俺が望んでいた言葉。

「ゆう‥きの///‥ちん‥ち‥挿れ‥て///‥もぉ‥ばかぁ///‥」

ぐしゃぐしゃに泣きながら顔を真っ赤にする藍。途中聞こえなかったが、必死で口にする可愛い姿が見えたから良しとしよう♡

‥最後のバカだけ、余計だったが。

とろとろに解けたその場所から指を引き抜き‥自分自身をぐっと押し付けた。ググッと先端を挿れると、内部の熱さで蕩けてしまいそうな熱量に包まれる。

気持ちが良い。

藍の身体を気遣おうと思ったが‥自分の方が限界な事に気付く。

いち早く奥に入りたくて、綺麗な曲線美の腰を強く掴み、根元まで挿入する。

「んあッ、あ゛ッあ゛ッ‥」

びっちりと押し込まれた藍が声を上げながら、身を震わす。

「まっ‥まって‥」

「待てないっ、」

キッパリと言い切り、藍の両腕を掴む。ずっと求めていたんだ‥今さら止められるわけがない。

「やッ、らぁ‥い‥いっちゃう‥からッ‥まって‥」

激しく揺さぶる俺の律動に合わせて藍の身体も揺れる。

そして、何度も中イキを繰り返すのか‥そのたびに懇願しながら果てる藍が愛らしかった。

「愛してる‥らん‥愛してる」

溢れる言葉を口にする。

獣のように藍の身体にのしかかり、白い足を広げ、欲望を内部へと穿つ。

それでも‥足りない気がした。

もっと、もっと‥。

気がつけば‥組み敷かれる藍は、もうほとんどぐったりとなっていた。

それでも、最奥を抉ると、涙目で身体を震わせる。

甘い吐息と共に快楽の涙を流す。

開きっぱなしの口からはダラダラと唾液が溢れていて‥

だらしのない顔をしているのに‥

それが堪らなく愛おしかった。

夢中でキスをし、愛を囁くと‥

上手に中イキを繰り返し、トロンとした瞳で俺を見つめる。

「可愛いな、らん、全部かわいい‥俺だけに見せて‥その顔は誰にも見せるなよ‥」

「ゆ‥うき‥好き‥や、もっと‥言って‥おれ‥だけ愛して‥おれ‥だけや‥って‥言って‥」

妖しく微笑む藍の表情に目を奪われる。

「堕ちて‥るんよ‥も‥ずっと‥前から‥ゆうき‥だけやから‥‥」

大きな瞳が‥トロンとした眼差しが‥それでも、俺だけを見つめ、そう囁く。

ああ‥そうか、

藍は前に俺が言った言葉を覚えていたんだ、

子供みたいな独占欲を撒き散らしながら放った言葉を‥

応えるように藍の身体を強く抱き締めた。

もう試すような事をする必要はない。

藍の気持ちはココにあるんだから‥。

強く強く抱擁した後‥腰を打ち付け、抑えきれない熱を解き放つ。

数回、内部を味わうようにゆっくりと腰を動かすとそのたびに締め付けられ、全てを搾り取られる感覚に多幸感を感じた。

熱い粘膜に包まれ‥瞳を閉じ、ふっと息を吐く。

そして、

再び瞳を開けば‥

ウトウトと重くなる瞼を堪えながら藍が俺を見つめる‥

もういいよ‥

そう伝えながら触れるだけのキスをすると、藍の表情が和らいだ。そして、すぐに瞼は閉じられ、規則正しい寝息へと変わる。

おやすみ、藍‥

あどけない寝顔を見つめながら‥

そう囁く‥

２人っきりの夜を噛み締めながら‥