最終章「ガラスの靴の選び方」その6
――流星祭、三日目。
この日もさらに情報を集めるため、修介と香島は共に行動していた。
執事をしていた香島と入れ替わりで、姫乃はオバケ役になっているため、二人きりだ。
被害者たちに話を聞きつつ、そろそろ姫乃と合流できる時間が近づいていたので、「後追い屋敷」のブースに向かっていた。
「……」
「ん? 権堂くん、どうしたの?」
被害者から話を聞いている香島の様子を見ながら、どうも修介は引っかかりを感じていた。
ぱっと見は何も変わっていないように見える。
だが相瀬と喧嘩した後だというのに、やけに明るいというか。
そんなことを思っていると、香島が足を止めた。
「あなたたち二人だけ、というのは珍しいわね」
同じように足を止めたのは、制服姿の赤鐘だった。
目を細め、物珍しそうに笑う。
「これから、綾咲さんと合流するんだ」
「ってことは**********************
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