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橙side
あれからも紫さんや桃さん、青さん全員優しくしてくれた。そのおかげで、体の傷はなくなっていった。ただ、喉が治らない。なんで…なんで!紫さんたちにはやくお礼を言いたいのに…!俺を拾ってくれて、しかも優しくしてくれて本当にありがとうございますって。なんで!もう、こんな身体なら要らない…
青side
最近、僕がよく気になってるのは橙くんのこと。なにか苦しそうな表情をするときがあって、よく首を掻きむしってること。よく紫ーくんや桃くんがとめてる姿を見る。今も、「橙くん…、首痛くなっちゃうよ?」紫ーくんにそう言われて橙くんはその手を止めた。何が問題なんだろうか。たぶん、聞いても答えてはくれないだろう。橙くんの行動をよく見てれば分かるはず。そう思って僕は観察し始めた。まず、苦しそうな表情をするのは、僕達が話しているときとかそういうとき。あと、ご飯食べてるときとか。あと、その時に掻きたくなってしまうらしい。喉…?もしかしたら…橙くんは声が出ないことを気にしている?1回聞いてみるか。「橙くん〜!後で部屋に来てくれない?」コクッと頷いてくれた。よかった、警戒はされていないようだ。よし、僕が絶対、治してみせる。