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扉がノックされ、寮長が入ってきた。
「クルーウェル先生から聞いたよ」
状況を把握するようにエースを見る。
「エース、最近流行っている風邪だろう。寮に戻るかい?」
「……さすがに帰りたいわ……」
そう言って、ゆっくりと立ち上がったが、
足に力が入らず、床に手をついたまましゃがみ込んでしまった。
「……無理そうだね」
リドルは短く言い、マジカルペンを構える。
エースをふわりと浮かび上がらせ、
丁寧にベッドへ戻した。
「クルーウェル先生に渡された。これを飲んで、少し寝るといい」
解熱剤だ。
エースはゆっくりと飲み込んだ。
「ありがとう……ございます」
二人が去り、保健室は再び静かになる。