『……*?おはよう。*』
突然声を掛けられたので、僕は『誰?』と
思いながらも、挨拶を返す。今思うと、
クラスメイトなのだから挨拶くらいは普通だ。知らない人にもそばにいる人は挨拶をするだろう。そんな考え方は僕だけだろうか?
まぁいい。
授業が始まった。彼女は窓のそばで外を見ていた。『授業受けてないのかな?』とも
思った。しかし、彼女が空を優しげな表情で
見ていたのを見て、僕はなぜだかその子を
見つめていた。
そしたら、その子がこっちを向いて、目が合った時、2人でちょっと照れくさそうに
笑って、授業へと戻った。
『なんであの子のことずっと見てたんだろう?』
そう考えながら帰った。あの子は高嶺の花。
僕なんかでは届くはずもないくらいの子。
そんな人に僕が恋なんてするわけ、ないのに。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!