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もうすぐ定期考査。
そう…テスト…
一応勉強してんだけど…理数系苦手な美桜
翔太に聞こうかとおもった美桜。だけど、まだ帰ってきてない
。
美桜「はぁ…」
母「なに…そんなおっきなため息…」
洗濯物を畳みながら母は言う。
母「もうすぐテスト?最近よく勉強してるみたいだけど…」
美桜「うん…でも理数系が全然わかんない…」
母「翔太くん、もうすぐ帰って来る頃じゃないかしら…」
美桜「ん…さきにお風呂入ってくる…」
そう言って美桜は気分転換にお風呂に入ることにした。
美桜「はーさっぱり!」
お風呂から上がった美桜。
リビングにいくと、ダイニングでは、帰ってきた、翔太が夕飯を食べていた…
美桜「あ、翔太くんお帰りー」
翔太「ただいま」
母「あ、そうそう、二人とも、もうすぐテストなんでしょ?」
翔太「はい…だから、7限目の授業が長いんですよね…」
美桜「進学校って…大変だね…」
母「翔太くん…美桜に勉強教えてくれない?」
美桜「いや…、でも翔太くんも勉強しなきゃでしょ…」
翔太「別にいいですよ?一緒にリビングでやる?」
美桜「いいの?めちゃくちゃ聞いちゃうよ?(笑)」
翔太「全然(笑)たべたら風呂はいってくるから、それからね!」
翔太「で…ここは…」
美桜「ん…よくわかんない…」
翔太「んじゃ、もいっかい。ここらやってみて?」
美桜がやってると…
翔太「ここは…解けるじゃん。で、これを…こう…」
美桜「あ。なるほど!わかった!」
教えてもらいながら、一生懸命勉強する美桜。
きづいたら…
美桜「あれ?翔太くん勉強は…」
翔太「あ、うん。やるよー?」
そう言いながらも、しばらく美桜の勉強する姿を、みてる翔太。
翔太「美桜ちゃんて、そのシャーペン好きなの?」
美桜「え?あ。うん…書きやすいから…あと。色が何色かあって…ほんとはくすみブルーの、シャーペンが、好きだったんだけどさ…」
翔太「それって…これ?」
美桜「え?あ。うん!翔太くんもつかってるの?」
翔太「ん…つかってるってゆか、お守り…かな」
美桜「へー…私、知らない男の子に貸しちゃってそのまま帰ってこなくて…」
翔太「えっ?」
美桜「中3の夏に体験入学でさ…」
翔太「そっか…」
美桜「買い直そうと思ったけど…」
翔太「でも、これ限定品じゃなかった?」
美桜「そう。その夏の限定色だった。売り切れてたの…」
翔太「そっか。そんな大事なのをなんで貸したの?」
美桜「わかんない…なんか渡しちゃった…」
翔太「そっか…」
美桜「さ、勉強!」
定期考査終わり数日後…
学年順位が、発表された…
美桜「え…!?」
まさかの、学年首位。 今までは、真ん中くらいだった…
その後、答案用紙が、返ってきた…
英語でつづりを間違えたくらいで、苦手な理数系はまさかの満点だった…
陽莉「美桜…どしたの??学年首位だなんて…」
美桜「えっ…まぁ、勉強したとこがあたったみたいな?」
結実「美桜。ちょっといい?」
美桜「え?うん…」