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「お、美味しい!」
「フフッそうだろう、これを作ってくれたのはネールとブロックだ、主に彼らがここの料理を作ってくれている」
「ほへぇ!すごく美味しいです!」
「そう言ってくれると此方も嬉しいですよ」
「おぅよ!俺達は奴隷だけどそうじゃなかったら料理はそんじょそこらの店に負けないぜ!」
あむあむ……うん、めっちゃうまい!
「それじゃぁ俺達は朝食の準備をしてくるから早いけどここで」
そう言って2人とも自分の作った料理にはほとんど手をつけずに部屋を出て行った。
「朝食?」
これは朝食じゃないの?
「後で解る、そして私はマスターの側近を務めている、何か伝える事があれば私を通して言うといい、悪いようにはしないさ」
どうやらウマズラさんはこの中で1番偉い中間職に位置する人みたいだ、課長みたいな?
「はーいー、その側近の側近をーしてるのが私、ドーロよー」
なるほどなるほど?側近の側近???
えーっと、部長課長みたいな?
ウマズラさんの下にドーロさんが居るって事よね?
「ちなみにー……」
ドーロさんは顔を赤らめてチラチラとウマズラさんを見ている……ほーぅ、これは……恋ですな、メスの顔してやがる。
「ちょっと!あんたらは普通最後でしょ!あたいは料理係でもないし2人みたいに側近みたいな役職ないんやから!」
あたい!?一人称!?珍し!
ルクスさんがプンスコピョンピョンと怒る、結構お姉さん気質だけどギャップと言う奴か。
「そーうー?」
「お前には“先生”という役職があるだろ」
「それとー、ネールとブロックの2人からー好意を寄せられてることとか言うー?」
ほうほう、それも面白いことになってるな……ん?
「先生って?」
「マスターから言われた事は覚えているか?」
そう言えば、マスターから言われた仕事って確か小さい子達を見てくれってやつだっけ?
「あの、小さい子達って」
俺の質問に答えてくれたのはルクスさんだった。
「奴隷商で売られていた子達やね」
それに付け加えるようにドーロさんが話し出す。
「親が死んでる、もしくは親が借金して売った、とか色々あるけど、そういう奴隷をモグリ様は買い占めてるのよー」
「な、なるほど」
先生、小さい子の面倒。
__つまり
俺の幼稚園の先生奴隷生活スタートってことか。