〔 五条side 〕
五条 「 殺れって、彼奴を殺す気なのか?! 」
当主 「 ……当たり前だろ、彼奴は五条家に長く滞在しすぎた。
本当は彼奴が失明してから追い出すべきだった。 」
「 今から追い出したところで、五条家のことを告げ口されたとでもしたら、いろいろ厄介だ。 」
それはそうかもしれないが、いや、でも彼奴だしそんな脳ないだろ。
それに、だからって、 彼奴を殺すのは、
当主 「 悟ならできるだろ、去年自らの手で大切な親友を殺したじゃないか。 」
五条 「 …、 」
五条 「 花奈を殺して、貴方は満足するのか。 」
当主 「 ……………あぁ、それは勿論。
五条家の汚物が消えるのと変わらないからな、 」
五条 「 ……………、 」
彼奴を殺す。
当主 「 去年自らの手で大切な親友を殺したじゃないか。 」
あの、クソ親父。
ガラ
花奈 「 お、帰ってきた。長かったね 」
あぁ、とか返事をする気力もなく其奴を睨むようなかたちになった。
……………此奴を………。
__________ はぁあ。やっぱ無理だわ、
ポケットに入れてた手を出して、彼奴の近くに座る。
花奈 「 なんの話だっ__________ 、 」
五条 「 お前、今から出てけ。 」
花奈 「 え、? 」
五条 「 僕、普通に好きな子出来たし、許嫁とかじゃなくて普通に恋愛婚したいし。
親父からは許可得てるから、
お前は用済みなの、早く出てって。 」
花奈 「 ……………あ、うん。わかった 」
五条 「 え? 」
花奈 「 え? 」
此奴、あっさりと。
まさか、そんな僕に気なかった?
…….いや、なに言ってんだ僕は。
この状況、あっさり受け入れてもらったほうがいいだろ。
花奈 「 まぁ、私はもとからこんなとこ早く出ていきたかったし、願ったり叶ったりといいますか。 」
五条 「 💢あっそ!なら今すぐ出てけ! 二度と来んな!! 」
花奈 「 はいはい、そんな怒んなよ。お前昔からそうなのかよ、
お世話になりました。それでは、さようなら。 」
バタン
五条 「 はぁ、俺はなんでこう…素直じゃないんだよ、 」
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