この作品はいかがでしたか?
17
この作品はいかがでしたか?
17
康二くんの店にくると、もう貸切の札が。
店に入ると
康二「ふっかさん!?」
心配そうに掛けよって、声をかけてた。
けど、深澤くんは顔を見ようともしなくて。
康二くんは、カウンターの中へ。
すると、
康二「○○ちゃん、これで冷やしな?痛かったやろ?」
○○「あ、ありがと!」
冷やすと、思ったより冷たくてビックリした。
康二「あの、もしかして、○○のお母さんですか?」
母「え?あ、はい。」
康二「お母さんも、ここ座って、はい、暖かいココアのんで、一息ついてください!あ、ココアで良かったんかな?コーヒーもあります!」
○○「あたしコーヒー!クラシック聴かせたやつ!」
康二「もちろんよ!照兄は?」
照「ココア甘めで!」
康二「かしこまりー!」
母「……ごめんなさいね、」
照「え?」
○○「あの人、あたしと深澤くんの父親…」
照「……だと思った。」
母「辰哉くん大丈夫かしら……」
康二「ふっかさんは、今そっとしといてあげたほうがいいです。今、自分の中で色々と戦っとるんよ。大丈夫。やけど、目は離せんな……すぐ抱え込んでしまうから。」
母「辰哉君のこと、よく知ってるのね…」
○○「そりゃね(笑)」
照「お母さんは大丈夫ですか?」
母「え?あ……まぁ。」
○○「お母さん、お父さんいつ帰ってくるの?」
母「え?あ…明日…」
○○「ね。照…」
照「うん、いいよ?」
康二「え?まだなんも言うてないやん?(笑)」
○○「じゃあ、お母さん、今日、家に泊まりなよ、ちゃんとお父さんには連絡して。ひとりじゃ怖いでしょ?」
母「大丈夫よ(笑)終電もあるし、帰るわ。」
照「泊まってください。明日、俺も○○も、休みなんで、送りますよ?」
○○「深澤くんも休みだし。一緒に泊まってよ!ね、康二くんいい?」
康二「………」
○○「…あ……」
照「康二も来ればいいじゃん。心配で仕事なんないでしょ?」
康二「えーの?」
○○「あったりまえじゃん!それに、康二くんいた方が喜ぶでしょ。深澤くん。」
康二「なら、そうしよ。あ、ご飯どうする?ちょっと持ってくか。なら、閉店作業してからくるから、先いっといてー!すぐ追いかける!せや、○○ちゃんの手料理食べれるんやろ?」楽しみやなぁー」
照「ふっか?立てる?俺ん家いくよ?」
深澤「……いい。俺1人で…」
○○「…にぃにぃ?行こー?」
深澤「○○…行っといで?」
○○「やだ。一緒にいくの!ほら、いくよ!」
深澤「……ごめんな、照…○○の顔に…」
照「ふっかのせいじゃないでしょ?」
深澤「俺……」
○○「なーにグズグズいってんの?だいたい、私が勝手に前に出たからだから…深澤くんは…にぃにぃは守ってくれたじゃん。大丈夫って。だから大丈夫!行こ?一緒にご飯たべよ?今日ね。照の大好物作ったの。にぃにぃも好きでしょ?」
照「え?まじ!?やったー!楽しみぃ!ほら、ふっか、いくよ?」
深澤「康二は?」
康二「ん?おるで〜!俺も行くから、先行ってて?片付けてから来る」
深澤「……わかった…」
康二「…ふっかさん、こっちきてや?」
そう言われ、とぼとぼと歩いてく深澤くん。
それを見た照
照「お母さん、先に車に行きましょ。○○、ふっか連れてきてね?」
○○「え?あ、うん!」
そう言われふたりが店を出たところで、深澤くんが、康二くんに抱きしめられ、泣いてた……
それを見て、私も泣いてしまって…
康二「○○ちゃんもおいで?(笑)」
○○「いい。照に怒られる(笑)」
深澤「確かに(笑)。康二ありがと。先行っとくから、絶対来いよ?」
康二「来るよ。○○ちゃんの手料理食べたいもん(笑)」
○○「てか、手伝うよ?片付け。そしたら早いでしょ?」
そういって3人で片付けたら、10分くらいで終わった。結局、康二くんの車に深澤くんは乗って、私はお母さんと照の車で帰った。
コメント
1件