━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2024 1⁄11 18時37分 投稿
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
説明し損ねてたのでここで説明します!
作中の中でよく出てくる
◇◇
これは文章の区切りなどに使っています。
ちなみに、これから使っていこうと思っている、
◆◆
は、人や場面の移り変わりに使用しようと考えています。
説明遅れてすみませんでした!
◆◇◆◇
あれから数十分。
ガルードと俺は、街の郊外にあった隠し通路のような場所の先にある、巨大な地下神殿の入口の前に居た。
ちなみにアルは、前回と同様に背嚢の中で爆睡している。
ガルード曰く、俺が迷宮に挑戦している間、アルは一歩もあの場所から動いていなかったらしい。
本当に可愛いやつだ。
と、そんなことを考えていると、ガルードが口を開いた。
「この奥に秘宝がある。ここから先は俺達守護者も入ることが許されていないから、ここからはついていくことはできない。精々頑張ることだ」
「あぁ、、、何度も言うようで悪いが、本当に色々ありがとな。」
「気にするな。俺はただ、守護者としての役目を全うしたまでだ」
「、、、そうか」
そう言って俺はガルードに背を向け、今度こそ秘宝を手に入れるべく、足を前へと踏み出した。
そうして俺は暫く地下神殿のような建物の内部を進んだが、これと言った罠や敵もなく、難な奥まで進むことが出来た。
そして一切敵に遭遇することも傷を負うこともなく、地下神殿の中心部と思われる開けた空間に出た。
そしてその空間の中心には立派な台座と、粉々に割れて地面に飛び散っている石の破片が転がっていた。
何だ、これ、、、?
そして俺がゆっくりと近づいてその台座に触れようとした瞬間、辺りに風を斬る鋭い音と共に、その広大な空間全体に紫色の霧が立ち込めたのだった。
◇◇
俺は背嚢の中で寝ていたアルを背嚢ごと遠くへ投げ飛ばし、攻撃をしてきた人物に向かって声を発した。
「、、、ガルード、なんだよな」
そして視線をついさっきまで立っていた場所に向けると、そこにはやはり、ガルードが立っていた。
「やはり、やはりか、、、お前が、あの希少種であるハーフヴァンパイアなんだな、、、」
そこまで言葉を口にしたガルードは目を大きく見開き、口には歪で引きつった笑みを浮かながら大きく口を開いた。
「ハーフヴァンパイア、お前らは光に弱いんだってなぁ?丁度いい。俺が遂に手に入れた秘宝の圧倒的な力を眼の前にひれ伏し、秘宝の生贄となるが良い!!」
ガルードはそう叫ぶと、突然空中へ手を伸ばした。
するとガルードの手のひらを中心に明るい光が広がっていった。
そしてその刹那、その光が砕けて内側から光り輝くハルバードのような武器が現れた。
「、、、一切状況が飲み込めないんだが、お前は敵ってことなのか?」
ガルードが言った通り、ヴァンパイア系の種族は光属性が弱点だ。まともに戦って勝てるとは思えない。
だからこそ、もしかしたら、と一縷の望みにかけて言葉を発した。
だが、ガルードは俺がその言葉を言い終わる前にハルバードを手に取り、勢いよく突っ込んで来た。
「話し合うつもりはないってことかよ、、、!」
背後は神殿の壁。唯一の入口は勢いよく向かってくるガルードの遥か後方。なんとかこの神殿から出ることに成功したとしても、そこは出口がわからない地下空間。
俺には戦うしか道は残されてない、ってわけか。
「クソが、、、」
そう呟きながら、敵であるガルードから貰った槍を構え、俺は勢いよく地面を蹴った。
そしてガルードの持つハルバードと俺の持つ槍が交錯したその時。
「〈Penetrating shotgun 閃針光弾〉!!」
ガルードがそう叫んだん瞬間、ガルードの持つハルバードの、俺の槍が衝突した部分に淡く光り輝く小さい魔法陣のようなものが浮かび上がった。
その刹那、その魔法陣からとても細い針のような物が無数に、光の筋となって俺に向かって放たれた。
、、、避けられないな。
あの針は明らかに光属性。もう、終わりだな、、、
あわよくばもっと異世界エンジョイしたかった、、、地上に行きたかった、、、
そして死を覚悟して目を閉じたが、いつまで経っても痛みが来ない。
不審に思って恐る恐る目を開けると、そこには地面に散らばる無数の光の針と地面に転がっている光り輝くハルバード、そしてうつ伏せに倒れているガルードの姿があった。
ん?何でガルードが倒れてるんだ?
普通ならあそこで死ぬのは俺のほうだろ。何が起こったんだ?
そう思いながら光の針に触れないようにガルードに近寄ると、ガルードの身体には幾つも光の針が突き刺さっていた。
本当に何があったんだよ、、、
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!