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19 - 君のその手を離さない

♥

193

2025年10月25日

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※キャラ崩壊あります


❤️side

特に大したイベントもない,ただの休日。

俺たち9人は,グループの仕事はないものの,各々仕事があるため,同じテレビ局にいた。

午前中の仕事が終わり,休憩スペースでコーヒーを飲んでいる時だった。

建物内の警報が鳴り響く。

🚨「第二スタジオから火事です。落ち着いて,行動してください。」

え,火事…?

第二スタジオ。午前中,そのスタジオの前を通った。

その時,微かに焼き魚の匂いがした。

焼き魚は火事になりやすい料理なので,それが原因かもしれない。

とりあえず,第二スタジオに近い階にいるので早く避難しないとな。

俺はすぐさま立ち上がり,休憩スペースを後にした。


👮🏻「落ち着いて行動してください!!」

👮🏻‍♂️「火の広がり方が早いです!怪我せずに動いてください!」

今日はちょうどテレビ番組の収録が多い日だったからたくさんの人がいる,怪我せずに行かないとな。

💜「館さん!こっち!こっち!」

❤️「あ!みんな!」

外に出ると,メンバーが固まっていた。

❤️「他のメンバーは?」

🧡「さっくんは別んとこいる!」

💛「お!あれ,目黒じゃないか?」

💚「ほんとだ!めめー!」

良かった…みんな…無事…

あれ…なんか…誰か足りない…

忘れちゃいけない…長年一緒にいるあいつ…

❤️「……ねぇ…翔太は…?」

🤍「え…確かに…しょっぴーを見てないかも…」

🖤「俺,避難する時しょっぴーのこと…見てないよ…?」

え…もしかして…まだ…避難できてない…?

❤️「俺,戻ってみてくる…!!」

💛「え!?ちょっ!館さん!!」

照から呼び止められたけど,今はどうでもいい。

翔太を助けないと…!!

俺は火が燃え上がる建物に入って行った。


💙side

💙「あれ…どこ入れたっけなぁ…」

何もない,ただの平日。

俺は今度の撮影で使う小道具を探していた。

ここ…埃っぽいから早く出たいんだよなぁ…

数分間探していると,突然大きなサイレン音が鳴り響いた。

🚨「第二スタジオから火事です。落ち着いて,行動してください。」

え!?火事!?

しかも第二スタジオってここの階じゃねぇか!

やっべ!早く逃げねえと!

俺は倉庫から出て,一番近い階段を降りた。


ある程度階段を降り,もうすぐ出口,良かった…これで避難できる…

そう思った矢先,俺は何か違和感を覚えた。

なんだ…なんか…おかしい…

あ!やっべ倉庫に忘れ物した!

こんな状況の時に忘れ物をしたら絶対取りには帰らないのだが,置いてきたもの,結構大事なやつなんだよな…邪魔になるかもと思って取ったやつ…

迷ったけど,俺はまた倉庫に戻ることにした。


💙「えっと…あった!!」

倉庫に戻ると,少し奥に俺の忘れ物が置いてあった。

良かったぁ…まだ燃えてなくて…

俺は忘れ物を取り,もう一度外に出ることにした。

とりあえず。ハンカチで押さえないとな…

そう思い,慌ててポケットからハンカチを取り出すと。

💙「あっ!!」

やっべ!ハンカチ!

慌ててとったせいか,ハンカチを滑らせ,火のところへ投げてしまった。

あたりを見ると火がもうそこまできてる,広がるの早すぎだろ!!

とりあえず,火がまだねぇところに行かないと!

俺は一酸化炭素を吸わないように走った。


やっと見つけた…!階段…!

倉庫から近い階段から降りようと思ったけど,もう火に呑まれてた。

ようやく見つけたまだ安全な階段…早く行こう…!

俺は階段を降りようとした瞬間…

💙「あっちッ!!!」

火花が俺の手にあたった。

周りを見ると火があちらこちらにある。

どうしよう…どうしようッ…!!

逃げないと…違う出口探さないと…!

早く動かないといけないのに,怖くて,パニックで動けない。

気づけば俺は一酸化炭素を吸っていた。

やばい…早く…行かないと…

でも…クラクラして…前が…

次の瞬間,俺はゆっくりと倒れてしまった。

誰か…助けて…ッ

💙「りょう…た…」

気づけば,俺は倒れてしまった。


❤️side

❤️「翔太ー!!翔太!!」

俺は必死に翔太の名前を呼んだ,でも,返答はない。

ハンカチをしているから、余計聞こえないのか,はたまた…

いや考えるのはやめよう。とにかく探さないと…!

俺は一階一階,翔太の姿を探した,でも,どこにもいない。

より危険なところは消防士さんが探してくれてるから,俺は廊下を探そう…!

ある程度の階を探し,残りは…火事があった第二スタジオがある。5階…

頼む…ここにいてくれ…!

俺が階段を登ると,目の前に倒れてる人がいた。間違えない,翔太だ…

❤️「翔太!!」

俺は近づき,息を確認した。まだ息はある。起きるか…!?

❤️「翔太!翔太!起きて!」

俺が肩をトントンと叩くと,翔太の目はゆっくりと覚めた。

💙「りょう…た…きたの…?」

❤️「当たり前だろ!歩けるか?」

💙「肩…貸して…」

❤️「わかった…!」

良かった…まだ歩ける状態ではある…

俺たちは,火の中を立ち上がり,安全な場所まで行くことにした。


❤️「こっちはダメだ…!反対側に回ろう…!」

💙「うん…」

あれから一番危険な階は降りることはできたけど,4階から降りることができない。

翔太も限界っぽいな…早く行かないと…!

💙「涼太…先いって…」

❤️「…は?」

💙「俺…足手纏いに…なってる…」

💙「このままだと…2人とも…死んじゃう…から…」

❤️「…何言ってんだ…」

❤️「俺は,翔太を捨てるなんてできない。」

❤️「絶対,助けるって決めたから…」

💙「涼太…」

俺は翔太の手を強く握り,歩き出した。

絶対…離さない…


数分間,俺たちは火の中を彷徨っていた。そろそろ俺もやばいかも。

2人で限界になりながら歩いていると,前から人が。

🧑🏻‍🚒「見つけたぞ!大丈夫ですか!?」

❤️「この人…限界です。」

👨🏻‍🚒「今すぐ酸素ボンベを用意しろ!」

良かった…俺たち…助かったんだ…

俺たちは消防士の人たちに手を貸してもらいながら火の建物から出ることができた。


💛「もう!心配したんだからな!」

💚「あのまま消防士の人に見つかってなかったら犠牲者が増えるだけなんだよ!?」

💜「館さん、考えるより体が動くんだから!そのくせ直してよね!」

❤️「あはは…ごめん…」

俺と翔太は火の建物から抜け出せることができ,無事犠牲者は0。

俺は軽傷だったからすぐ手当をして,救急の方に話をしてもらって,今度はメンバーからの軽い説教をされてる。

ま,そりゃそうだよね。ちょっとやりすぎた感もあるしね…

🧡「それで…しょっぴーはどうなん?…」

康二が涙目で聞いてきた,軽い手当をしてから康二は俺のことをコアラのように抱いている。

❤️「今,一応病院に搬送されたらしい。一酸化炭素を吸いすぎてる可能性もあるらしいから。」

❤️「でも,命に別状はないよ。」

🤍「そっか…なら良かった…」

力が抜けたようにメンバーは座り込んだ。

🩷「じゃあ…とりあえず翔太のところに向かうか…」

🖤「だね。」

俺たちはある程度のことはやったので,ここから離れ,病院に向かうことにした。


❤️「すみません。ここに渡辺翔太って人,搬送されませんでした?」

現場から一番近い病院に駆けつけ,受付に聞いた。

どうやら翔太は,病院に搬送された後少し回復をする必要があると判断され,325室で寝ているらしい。

俺たちは看護師さんに言われた部屋に向かった。

🚪「コンコンッ」

💛「翔太,入るぞ。」

🚪「ガラガラッ…」

💙「あ,お前ら…きてくれたんだ…」

🧡「しょっぴー!!!!」

💙「わわっ!おい!こっち病人!暑苦しい!」

とか言いながら,内心嬉しいんだろうな。顔に書いてある。

康二は開口一番に翔太に抱きつきに行った。メンバーも翔太の周りに集まる。

💚「ほんとに良かった…逃げ遅れた時はどうなるかと…」

💙「いや〜…まぁ…」

…これ,翔太絶対隠し事してる…俺にはわかる,これは嘘ついてる時の顔だ。

❤️「翔太なんか隠し事してるでしょ。」

💙「ギクッ…」

🩷「え?なになに?何隠してんの?」

💙「いや〜…まあ…その〜…」

🤍「そんなに言いずらいことなの?」

💙「実は…一回出口付近に行ったんだけど…忘れ物取りに戻ったんだよね…」

「「「はぁ!?」」」

メンバーが一斉に翔太に近づいた。

💜「忘れ物!?火事の中!?」

🖤「よく戻ろうと思ったね!?」

💛「火事の中はどんなに忘れ物を取りに行くなって習ってないのか!?」

💙「いや!ほんとに悪かったって思ってるから!」

なんだかすごい絵面だなぁ…

💚「はぁ…ちなみに?何忘れたのさ。」

阿部が呆れるように聞いてきた。

💙「ん…これ…」

翔太が見してきたのはちょっと高い時計。これ…

🧡「高そうな時計やなぁ…」

💜「これ,2年前からつけてるよね。」

🖤「え,これを,忘れて戻ったってこと…?」

🩷「命より値段ってか!?」

💙「違う違う!これ,貰い物なんだよ…」

💛「貰い物…?」

🤍「そういえば…館さん,似たような時計つけてなかったっけ?」

ラウールが俺に聞き,メンバーは一斉に俺に注目する。

❤️「これ,俺があげたやつだよね,30歳の誕生日の時に。」

そういうと,翔太は恥ずかしそうに頷いた。

🩷「え?じゃあ何?館さんからもらった時計を燃やさないように撮りに戻って,それで意識失って,館さんに助けてもらったってこと?」

💜「何?このゆり組連鎖。」

🖤「しょっぴー,何気に館さんからもらったものつけたり,命よりも優先したりするよね。」

💙「う,うるせぇ!貰いもんは燃やしたくないだろ!」

🧡「とか言って〜!本当は館さんとの思い出,燃やしたくなったんとちゃうのぉ?笑」

💛「翔太ツンデレだな笑。」

💙「ちっげぇわ!」

🩷「ほら,涼太言われてるよ?今の心情をどうぞ!」

❤️「え,普通に嬉しい,ありがとうね。翔太。」

💙「ッ…///」

🩷「ふぉー!涼太積極的ー!!」

💜「え?何もう付き合ってんの?」

💙「んなわけねぇだろ!!///」

💚「おい最高かよ!!」

こうして“当たり前”のようにメンバーが翔太をからかって。

“当たり前”のように翔太が照れる。

いや,こういう“当たり前”が“奇跡”なのかもしれない。

俺らは今日も“奇跡”のような“何気ない”日常も9人で過ごしていくのだった。

〜fin〜

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コメント

5

ユーザー

毎日毎日生きられる訳ではないんですよね ちゃんとみんなに感謝したいと思います✨

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