「……ん、、、、」
「、!?」
起きたら知らない場所にいた。
ベッドに寝かされて、手足が拘束されているのがわかった。両手は上にされ縛られている。部屋を見渡すと、寝ているベッドの他にナイトスタンドが置かれている。窓がなく、まるで独房みたい。
何故こうなったのか、記憶を取り戻していく。
……M:ZINEの収録で局に行って、いざ収録……あ、廊下で、急に襲われたな、あの時か、。誘拐、なのか?
あまりにも冷静に覚えている記憶に恐怖を覚える。
そのとき。
「あ!ようやく起きてくれた♡」
「っ……!?」
俺を誘拐したであろう人物が現れ、ベッドに乗る。この人……ディレクターさんだ、。
体重の分、ギシギシと音をならしながら近づいてくる。
「くるな……っ!」
「そんな事言わないで、痛い思いするの若井くんだよ?笑」
痛い思い、?やだ、嫌だ嫌だ嫌だ……!
怖い。先程までの冷静さが嘘のように消え、脳内は恐怖が占領していった。
逃げよう、そう思っても制限された身体は脳の命令を聞くことが出来ない。
ギシギシと、縄が皮膚にくい込む痛みが、ほんの少しだけ冷静さを取り戻してくれた。
「若井くん、ここ……使ったことある?」
そう言って彼が指さす所は……アナル。
使ったことなんて、そんなの、あるわけない。
これから行われる行為が嫌と思う度想像できてしまう。
「やめ、触るな!!!」
自分でも聞いた事のない怒号が喉を揺らす。
しかし抵抗できるのは声だけで、身体はゆっくりと、ローションで濡れた指を締め付けた。
気持ち悪い、気持ち悪い……泣
「ふっ、ぐっぅ、……泣」
「もとき、りょ、ちゃ……たすけて……泣」
「泣くなよ、うぜーな」
口から零れる言葉は、無慈悲にも叶わなかった。
ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡
「ふっ、、ぐぅ、ぁ゙ッ♡♡」
初めはただの激痛で拷問としか感じなかった行為も、血が止まらないソコが何時間も続けているうちに緩くなり始めたのか、痛みも少なくなってきた。
ずーーーっとジンジンしてて、たまに気持ちいとこにあたって。
まだ、まだ希望はある、今からでも助けに来てよ、ねぇ、
「締まるわー、処女なだけあるな笑」
「あ、ついでにハメ撮りしとこ。」
「やめ、て、……もうやめろよ、っぅ、泣」
「若井くんイケメンだけどめちゃくちゃ女の子っぽいね、やっぱ襲われるの待ってたっしょ笑」
そんなわけない、うざい、彼の口から出る言葉全て、殺してやりたい、
そんな憎しみを込めて涙目で睨むが、ピコンという音からカメラが回されたことを知る。もう何もかも、手遅れだった。
ぱちゅぱちゅっ♡♡
だんだんスピードをあげるストロークからの痛みに、必死に耐えるしかない。
「やば、いくっ……!!!」
そう言って俺の中に、出された、だされ、た……ぁ、
「おはよーう」
「ひっ、」
体全体に響く激痛で朝を迎える。と同時に、地獄はまだ続いていることを知ってしまった。
「俺今日仕事だからさぁ、適当に玩具つけてやるよ。暇だろ?」
「やめ、、やめろ!!!」
「っぅ、ぐッぁ゙ッ……泣♡」
必死に抵抗するのも無駄、そう知った体は素直に受け入れるしか無くなっていた。
「逃げれないとは思うけど……これで逃げたら、昨日の動画流出させるからな」
そう脅すと、ドアを勢いよく閉めて姿を消す。がちゃりと、鍵が閉まる音が部屋にこだまする。
何日経ったのだろう?
最後に、ギターを触ったのは、いつだろう?
最後に、元貴と涼ちゃんに会ったのは、いつだろう?
今、ミセスはどうなってしまっているのだろう?
「、かえして……」
弱々しい声が、空気を振動させた。
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コメント
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え、無理矢理系とっっっっても癖なんです‼️‼️😭😭
うわ とてもすきですわ