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部活の先輩の妄想

3 - 第3話・少女レイっぽいやつ(m先輩視点)

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2024年07月25日

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k先輩が亡くなった世界線。

m先輩視点。

少女レイの曲パロ、、?っぽいかも。


あの夏の日。蒸し暑くって仕方がなかった。夏休みの部活帰り。kと一緒に帰っていたあの時だった。

馬鹿みたいにはしゃいで、馬鹿みたいに笑い合ってた。ずっとこの時が続くと思っていた。

なのに、

いきなり走ってきた車に気が付かないまま、kが跳ねられた。

目の前にkの残骸が残っていて、俺はその場を動けなかった。ただただ、警察が集まって、救急車に運ばれていく様を見届けることしかできなかった。

そして、kが亡くなった。

今も思い出す。

あの眩しい笑顔がよく似合う君。メガネをかけた時のあの真面目な顔も。すらっとした長い足。運動部に入ってることを疑いたくなる細い身体。白い肌の君。

全部全部俺の頭の中を飽和している。繰り返してしまう。あの夏の出来事の記憶を。

でも、2度とは帰らぬ君。

山を背景とするこの場所で、暑い暑い日差しが俺を照らすこの場所で、鳥の囀りがよく聞こえてる。

残念なことに、君とお揃いにしていた小さなキーホルダーも永遠にちぎれてしまった。

夏が消し去っていく、君がいた痕跡を。

もういないのはわかってる。もうこの世にはいないことなんて嫌でも理解してる。

でも、でも!

まだ、君が魂として、この世に留まり続けているとしたら、お願い。

白い肌の少年に取り憑かれてしまいたい。

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