鍾離「さて……」
2人の少女たちが去った後部屋は一時の静寂に包まれた。そして口を開いたのは……
タル「てか、俺…いる必要あるのかい?ない気がするんだか…」
鍾離「そんな事は無い。公子殿には少し聞いて欲しいことがある。」
タル「聞いて欲しいこと?」
タルタリヤは、首を傾げた。
胡桃「えっ。まさか、言うの?公子さんに?」
メーヴェ「あの、言っても大丈夫なんでしょうか…その…タルタリヤさんは……」
そう。「公子」タルタリヤは、ファデュイ執行官ファトゥス第11位「公子」タルタリヤ ファデュイは敵なのだ。
タル「あはは!心配ないさ♪」
胡桃「心配しかないんですけど?」
鍾離「まぁ、いい。話そう。あの子…ラティは、厄災の子だ。」
タル「……ん?はい?なんて?」
鍾離「言ってなかったか?」
タル「いやいやいや!!!聞いてないどころか初耳だよ!?」
胡桃「あーあ。鍾離さんの悪いとこ。」
鍾離「むっ。そうか?」
タル「取り乱してすまなかったね。続けて?」
鍾離「公子殿も知ってるだろうが…俺は、岩神だ。」
タル「……」
胡桃「公子さん、口開きっぱ」
メーヴェ「顎外れますよ?」
タル「メーヴェちゃんさ、唐突に怖いこと言うね。」
鍾離「…すまない。言い忘れていた。」
タル「…驚きすぎてなんにも感じなくなってきたよ。」
胡桃「ハイハイ。それから〜??」
鍾離「モンドの吟遊詩人を知ってるだろ?」
タル「あ〜、えっと……」
メーヴェ「ウェンティさんです。」
メーヴェ「ウェンティさんも神のひとりで風神の方です。」
タル「……はぁ。」
胡桃「反応薄。」
タル「本当にこの凡人もどきは……」
鍾離「……」
胡桃「すごいw睨むじゃんwww」
鍾離「まぁ、いい。魈」
魈「はっ。」
鍾離「ラティを呼んできなさい。それから、七七嬢は、店に帰るように申し付けろ。」
魈「はっ。承りました。」
タル「えっ!話すの?」
鍾離「…まぁ。」
胡桃「いつまでも隠してても意味無いからねぇ。」
魈は、鍾離に言われた通りにラティを呼び。七七を店に帰るように言った。
魈「鍾離様。呼んでまいりました。」
鍾離「ご苦労。」
ラティ「あの…何ですか?」
鍾離「おいで。ラティ。話をしよう。」
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