💵「おつかれー!またなー!」
オフィスの端で、デカい声を出すとタツが
🍫「ハルさん、あまり大きい声を出すと他の社員に迷惑がかかります」
と、顔色一つ変えずにナイフで滑らせるようにズバッと言う。
💵「あー、はいはい」
オレは適当に言って、空間にペコペコ頭を下げるガクを引っ張ってオフィスを出た。
👓「じゃあ、ハルくんまた明日ね…!」
ガクは大事そうにパソコンの分厚い本を抱えて、オフィスの敷地からのそのそと帰って行った。
💵「オレも帰りまーす!じゃあなータツー!」
🍫「お待ちください!」
ガシッとタツが俺の腕を掴んだ。
💵「ええっ…なに!?」
🍫「今日からあなたのボディーガードです。家まであの車で送り迎え致します。」
駐車場に止めてある、大きくて黒いミニバンを指差した。
💵「え、あれ?高級じゃね!?」
オレはそのミニバン目掛けて走った。
👓「……うちのハルくんをよろしくお願いしますッ…!!」
平さんは大袈裟に言っている…と思っていた俺が悪かった。
💵「タツって呼ぶわ!!」
初対面の相手にあだ名とタメ口。
会社経営者とは思えないフットワークの軽さ。
でも、俺とどこか似ているかも。
俺と湊が用意したミニバンに興味津々のハルさんは、俺にカバンを持たせてルンルンとミニバンに駆けていく。
🍫「ちょっと、ハルさん!」
……これは大事になりそうだな
コメント
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めめ可愛い〜♡続きも楽しみにしてる!!