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夢を見ていた。
昨日と同じ夢だ。
風景は違うけれど、何故かわかった。
これは、昨日の夢の続きなのだと。
絶対零度に凍てついた木々が枝を落とし、ガラスのように砕け散る。
冷え切った空気が刃のように俺の肌を切りつけ、息を吸えば肺が凍りそうなほど痛かった。
赤く染まった永久凍土には、見覚えのない仲間たちが倒れていた。
それでもなお、その人は諦めていなかった。
寒烈地獄においてなお彼らの熱意は失せず、滾る闘志を両目に宿し、戦士の咆哮を上げていた。
「私が死んでも彼がいる! 彼が生きる! 彼がお前らを倒しこの世界の未来を作る!」
「その弱者がオレに勝てるとでも? 天下の英雄様も頭の程度は低いらしいな」
「そうか、彼は弱いか」
「当然だろ。そのクズが百万人いてもお前の命と吊り合うものか」<************
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