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しょっぴーのイジワル💦
渡辺と宮舘の距離が近づく。
友達になって、色んなことをして、色んなところに行って楽しんだ。
渡辺はこういう過程がほしかった。
ただ幼馴染みというだけで、自分を評価してほしくない。
互いのいいところがあり悪いところがあり、それを知った上で付き合うなら分かる。
見た目だけで、綺麗や可愛いなど、言ってほしくない。
宮舘は入り口を間違えたのだ。
渡辺は、今が楽しく笑っていられる。
この2か月は無駄じゃなかった。
付き合っていた頃より、楽しい。
いい発見も悪い発見も、2人で話し合ってきた。
その延長線上に、「好き」があるのなら分かる。
真剣に考える。
友達関係の今は居心地がいい。
そう言うと、前は「好きになってくれるの待ってる」と言う。
今は「俺も今は楽しい」と言う。
渡辺はその返事に満足する。
でも、心の奥の方では「好きだけど」と思っているのも分かっている。
もうしばらく、友達関係でいよう。
前より、頻繁に晩ご飯を食べにやって来る渡辺。
宮舘は、お洒落なお店で出すような料理はやめた。
冷蔵庫の食材を見て考える。
渡辺は、そういう料理が好きだ。
宮舘ーはい、お待たせ。
渡辺ー美味しそう。
宮舘ーさっき味見したら美味しかったよ。
渡辺ーいただきます。
宮舘ー召し上がれ。
渡辺ーんまい!
宮舘ー良かった。
渡辺ーこういうのいつも作ってよ?
宮舘ーたまには、鰻とか寿司なんかも食べたいんじゃない?
渡辺ーそんな時は、食べに行けばいいじゃん。
宮舘ーそうだね。
渡辺ー美味しかった〜。
宮舘ーこらこら、こっちも食べなさい。
渡辺ーん〜お腹いっぱい。
宮舘ーじゃあ、俺が食べる。
渡辺ーコーヒー。
宮舘ー俺まだ食事中。
渡辺ーじゃあ自分で淹れる。
宮舘ーあっ、俺の分も。
渡辺ーまだ食べてるんじゃないの?
宮舘ーもう終わるから。
渡辺ーはいはい。
前なら、渡辺にそんなことさせなかった。
今は、洗い物も渡辺がする時あるし、コーヒーだって淹れる。
大きな変化だ。
渡辺にしてもらった。
という神聖化することがなくなった。渡辺は、それが嬉しい。
だんだん、渡辺の心に「好き」が溜まっていく。
言ってやらない。
気がつくまで黙っていよう。