後編でーす!ちょっと長くなるけど付き合ってn((((((((((殴それじゃあ行ってらっしゃい!
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「…余計なことを思い出してしまった」
そうぽつりと呟くと、太宰は更に速く足を動かした。
零時を少し過ぎた頃、ようやく中也の家に着き、ドアを開けると美味しそうな匂いが玄関まで漂っていた。
「ただいまー」
「あっやっと帰って来やがった!遅せぇよ」
キッチンと二間続きになっているリビングに入ると、もう既に中也がパーティーの準備を終え、ソファーに座っていた。
「何処行ってやがった」
「いやぁ別に大した所では無いよ」
「さ、早く食べよう、冷めてしまう」
「…おう」
テーブルに並ぶ豪華な料理たちを言い訳にし、太宰は中也の質問を曖昧にした。
中也は少し違和感を覚えたが、すぐに切り替え料理に向き直った。
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中也視点
暫く食べていて思ったが、矢張り太宰の様子がおかしい。恋人になったとはいえ、太宰の俺への態度は殆ど変化していない。そのため普段なら俺が作った食事を食べると、味が薄いやら蛞蝓の癖にやら何かと文句を付けてくる。だが今日は何も言ってこないのだ。黙々と食べていて喋らない、という訳でもなく、少し口に入れてからゆっくりと飲み込み、少しの間ぼうっとして、また少し口に入れるの繰り返しだ。
そもそも、12時迄に帰って来なかったのもおかしかった。探偵社のパーティーは9時半には終わるはずなのに、此奴が帰ってきたのは12時を過ぎてからだ。何かプレゼントを選んでいたのでは、という可能性も一瞬頭を過ぎったが、此奴は手ぶらで帰ってきた。誰かと飲みに行っていたのであれば、素直に言うだろう。だが太宰は誤魔化した。それはつまり俺に言い難い相手、ということだ。
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太宰視点
中也に会って一緒に過ごしても、尚4年前のことが頭から離れない。
もうどうやってもあの頃の3人で飲めることは無いのだと
あの時私が、織田作の勘違いを訂正していたら、結果が変わっていたかもしれないと
本当は織田作に私のことを恋人として見て欲しかったと
幾ら考えたってどうしようもない過去の事なのに、今一緒に居る中也の事よりも先に頭を巡る
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5分程続いた沈黙を破ったのは中也だった
「なぁ太宰」
「……」
「おい、太宰」
「……」
「チッ…おいっ!太宰!!!」
「ビクッ あ、中也…ごめんどうしたの?」
「…」
「なんか手前今日変じゃねぇか」
「…え?そんなことないけど」
「嘘つくな」
「嘘じゃない!」
「ッ…ならなんで今日帰ってくんの遅かったんだよ!」
「…そ、れは…」
「なぁ、ほんとは何処に行ってやがった」
「…」
「恋人の俺にも言えねぇような事なのかよ!」
「ッそうじゃないけどっ!」
「なら言えよ!」
「…Lupin」
中也は知っていた。太宰はLupinに行くと毎回あいつらのことを思い出して1人で酒を飲んでいる事、そして
太宰が織田作之助を好きだった事も
「…は、ははっ」
「恋人との約束は放ったらかして昔の、しかももう死んだ奴のことを考えてたのかよッ!」
「ッッ…遅れたことは謝るっ…でもそんな言い方っ」
「チッ…もういい!」
「お前が本当に想ってる奴は俺じゃねぇ」
「ち、違っ」
「違わねぇよ!他の男を想ってる恋人なんか要らねぇ!ここから出て行けよ!」
「ッ……」
「……分かった…君が望むなら」
そう言うと太宰は静かに家を出ていった
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おかえりーごめん安定に下手、そしてセリフが多い…
あとクリスマス中に完成しないっていうwwほんとごめんなさい
そして長くもなかったw
色々ほんとごめんなさい
バイバイ!
コメント
25件
ウワァァァァァァアァァァァァア((((((((( ちゅ、中也…嫉妬しちゃっt(((((( 複雑ねぇ〜〜〜けどいいよね〜〜〜〜〜(((( 次が気になりますなこれは…最高です😇
うわ、これどっちの立場についても理解できるタイプやん、続き気になりすぎてやばい 今日も今日とて最高 深夜にコメントしちゃった寝てたらごめん!