こんにちわ。
ここによく来るあなたなら、最近このTELLERで「無断転載」という言葉があちこちで飛び交っているのを見ていると思います。
「無断転載」? なんかメッセージで言われたなあ。
無断って何が?
転載って何のこと?
小説の表紙に使ってる絵を消してって言われてるみたいだけど、使っちゃダメなの?
フリー画像って書いてあったから、使ってるのに?
私だけ、なんで言われなきゃならないの?
みんな、使ってるじゃん!
キレイな絵なんて、かけないもん!
やだ~なんだかコワイから、この人をブロックしよ(エイッ)!
ってなっていませんか?
★メッセージを貰ったあなた~ブロックをする前に~
ちょっと待ってね。
その前に、TELLERの検索のところに「無断転載(むだんてんさい)」とか「注意喚起(ちゅういかんき)」って打ち込んで調べてみてね。
3つくらい「無断転載」ってタイトルや「#無断転載」ってついたのが出てきますね。
上にある 「>すべて読む」を押したら、もっと出てきます。
ここ何日かの間に、大人の人が、あなたたちに注意するためにたくさん投稿してくれたからです。
それのうちのどれか一つでもいいから読んでみてください。
ていねいに(中には書いているうちに興奮して、口が悪くなっている人もいるけどね)説明してくれています。
読んでみると、「無断転載は犯罪だ」ということがわかります。
自分が好きだな~と思った絵描きさんに迷惑がかかるかもしれないことや、好きなアイドルの迷惑になるかもしれないこともわかります。
あと、これからはどうすればいいのかも、書いてあります。
「無断転載」は「著作権法」という法律に違反しているので、その絵を描いた本人が証拠を集めて訴えれば、
「懲役3年以下、または300万円以下の罰金」
を請求されます。
子供でも「少年院」に入るか、親が罰金を払わなければいけません。
多分ここで小説を書いたり、おしゃべりしていることは、親にはナイショですよね?
でもこうなってしまうと、あなたがここで書いていた小説や話の内容も、全部親にバレてしまいます。
それはちょっと……恥ずかしくない?
そんなことにならないために、ちゃんと説明に来てくれている大人の人がいます。
その人たちのページを、どうか読んでみてください。
★絵を描いた人の立場に立ってみて
私も、あなたたちくらいの年のころから、絵や小説を書き始めました。
自分の好きな漫画や小説の中に、自分のキャラを登場させた話や、キャラ同士のお話なども書きました。
それを友達の間で回し読みしました。
まだインターネットも、パソコンも、スマホもない時代のことですから、ノートに書いたものを回し読みです。
いまはTELLERやPixiv、ツイッターなどのSNSや作品を発表する場所が、たくさんできています。
だから、友達同士よりもたくさんの人、しかも全国の人に、あなたたちの作品は見てもらえます。
でも、ちょっと待って。
そうだとすると、あなたの作品は、あなたの知らないところに飛んで行ってるわけですよね?
あなたがネット上で見かけて「拾って」きた絵も、そのうちの一つです。
あなたが自分で書いたものを、パクられて発表されたのを見つけたら、どんな気持ちになりますか?
「それ! 私が先に書いたのに!」
となりますよね?
さらに、パクった人の方がたくさんの人に見てもらって、感想をもらって、「いいね」やブックマークをもらっていたらどうですか?
「許せない!」
って気持ちになりませんか?
絵も同じです。
かいた人の気持ち、ここで小説や絵を発表するあなたなら、わかりますよね?
★マナーを知るということ
おばちゃんは、歳だけで言えばもうおばあちゃんです。
小学校~中学校ぐらいのあなたたちのお母さんより、年上だと思います。
小6と19歳の男の子のお母さんです。
そしてふだん「家庭教師」の仕事をしていて、ちょうどあなたたちくらいの年の子供たちに勉強を教えています。
私はあなたたちがイヤなことや、怖いこと、トラブルに巻き込まれることを防ぎたいです。
そして、同じ書き手/作り手として、あなたたちの活動を見守りたいし、応援したい。
他の大人たちもそうです。あなたたちの活動を、今すぐやめさせるために来ているわけではありません。
だから怖がらないでください。
私は15歳ごろから、同人誌を買い始めました。
さっきも言いましたが、パソコンもスマホもインターネットもないような時代です。
通信販売で本を買うのには、郵便でやり取りします。
相手に住所も名前もわかります。
今でこそ「個人情報保護法」というものがありますが、昔はそんなものありませんでした。
今思うとコワい話ですが……。
そんな中、私もたくさんの先輩たちにしかられて、マナーを学びました。
「手紙のマナーがなってない」
「この書き方は失礼だよ」
「ちゃんと通信販売のやり方を読んでね」 など。
だから「手紙の書き方」の本を買って、失礼がないように手紙を書くことを覚えました。
教えてくれた先輩たちに、今では感謝しています。
結婚して長男が大きくなるまでは、私は同人活動をやめていました。
あるマンガにハマり、また活動を再開したのが数年前です。
その頃には、同人活動はネットが中心になっていました。
Twitterで同じ趣味の人を見つけておしゃべりしたり、Pixivに書いた小説をアップして読んでもらったりするのは楽しかったです。
わざわざ高い印刷代を払って同人誌を印刷し、遠いイベントまで行って本を売る……なんてことをしなくても、全国の人に自分の作品を見てもらう機会がある。
いい時代が来たものだなあ……と思っていました。
だけどその時の私には、欠けていたものがありました。
「ネットリテラシー」(インターネットを使う上での技術やマナー)です。
それまでもインターネットを使ってはいたのですが、あれこれと見るだけで、自分から発言するとか、作品を発表するなどはしていませんでしたから、インターネット上のマナーが、あまりよくわかっていなかったのですね。
つまり、今のあなたたちと同じです。
あるとき、ツイッターで仲良くなりかけた人から、ダイレクトメールで「あなたのネット上のマナーが良くないので、ブロックします」と言われました。
理由をきくと「ツイッターの画像に、アニメや私の尊敬する絵描きさんの絵をスクショして上げている人のツイートを、たくさんいいねやリツイートしているから」でした。
その当時、同じ漫画やアニメが好きな人とつながりたいために、アニメや他の絵描きさんの絵などをはりつけて目立たせて、ツイートしている人がたくさんいました。
でもそれは「無断転載」だったのです。
結局、その人とはそのあとにブロックされて、お別れしました。
でも、その人に教えてもらったおかげで、自分のやらかしたことに気づけました。
無断転載についてもいろいろと調べました。
だから、やってはいけないことを注意してくれる人は、むしろありがたいのです。
理由もわからず、ある日突然好きな作家さんからブロックされたら、どうですか?
もう、大好きだった作品も読めなくなるって……悲しくないですか?
どうして自分がブロックされたかわからないのって、モヤモヤしませんか?
だから、ちゃんと理由をDMしてくれたあの人に、私は感謝しています。
昔、私もたくさんの痛い目にもあい、そこから色々学んでいきました。
失敗を反省し、次からはやらないように……と。
そのころは、一人で転んで、一人で起き上がっているレベルだったのですが、今はちょっとちがいます。
ネット上での「やらかし」は、あなたの作品がみんなに見られるのと同じで、たくさんのあなたの知らない人間にまで知れ渡ります。
そして時には、集中的に攻撃されたりもします。
怖いところなんです、ネットって。
それを少しずつでも、学んでいって欲しい。
小さな傷を作りながら、学んで欲しい。
大きな事件や騒動になる前に。
コメント
14件
コメント失礼します。 私も実は無断転載してしまっていました。きっとこの絵を描いてくれていた絵師さんも嫌ですよね。テラーで注意をしていた方や「テラーの無断転載がひどい」というものを拝見して、すぐに消したのですが、ずっと罪悪感が残ってしまいました。親に迷惑かかることもすごく考えて...。 私みたいな人が増えていって、テラーやこれからのSNSが無断転載になっていくのも怖いですよね。
コメント失礼します。自分も無断転載をしてしまいました。知らずにやってしまっていたので悪気があった訳では無いですが、迷惑をかけてしまっていたことは確かです。ある優しい方に注意されその後すぐ消したのですが、罪悪感で誕生日が楽しめませんでした。(誕生日の2日前に気づきました)だから他の方には楽しくない誕生日を過ごして欲しくないです。
主様へ私の投稿へ長文でコメントありがとうございました。知らなくてやってしまったものの悪い事をしてしまいました····· 私の行動で迷惑がかかってしまいました、、、、 本当に申し訳ございませんでした 主様のような人がいて良かったです··知らなくて続けていて大変な事になってたかも知れません····· 本当に教えて下さりありがとうございましたm(_ _)m