リビングと寝室を繋ぐドアを開けると
ホソガが
テーブルの前に立っていた
パジャマではなく
もう仕事用のスーツを着ていた
早いな…
そう思いながら
ホソガに向かって話しかけた
🐨「おはよう、ホソガ」
いつものように
笑顔で振り返り
「おはよう」と言ってくれると思っていた
でも…
ホソガは静かな表情をして
俺にとんでもない言葉を発した
🦄「ナムジュナ…
別れよ…」
🐨「は?」
今…何て言った?…
わか、れよ?…
俺は自分の耳を疑った
🐨「ホソガ?何言って」
🦄「そのまんまだよ…別れよ…」
意味が分からない
🐨「いや、何、でだよ」
🦄「やっぱりさ、僕とナムジュナじゃ釣り合わないよ…」
何言ってんだよッ
そんな事ないだろッ
🦄「それにさ、ナムジュナには普通の幸せを手に入れてほしいんだ…男同士とかじゃなくてさ…」
“普通の幸せ”?
なんだよそれッ
普通とか言うなよッ
普通なんて、人によって違うだろッ
🦄「短い間だったけど、ありがとう…」
は?ふざけんなよッ
ありがとう?
“だった”?
これからもだろッ
🦄「安心して、秘書の仕事を放棄するわけじゃないから…”恋人”って関係から、”社長と秘書”って関係に戻るだけだよ」
ニコッと笑うお前
そんな事言いながら笑うなよ
笑わないでくれよッ…
🦄「もぅッ…好きじゃない、しさッ」
は?
🦄「じゃあ、会社でね」
そう言い残して
ホソガは家を出て行った
家に1人残され
立ち尽くしている俺
ムシャクシャして
悲しみと怒りをどこにぶつけたら良いのか分からなくて
俺は床に座り込んで
うずくまった
🐨「ホソガッ…」
小さな
声を押し殺したような
泣き声だけが
静かな部屋の中で響いていた
コメント
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やっと読んめるうう!ってなってここまで来て、あああああ"""、ナムさん…ホソク………どうか寄り戻して……そしてナム父!!!こ、この、、、やろ…う…(強く言えない
次の投稿楽しみに待ってます😊