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コメント
1件
最高ー！みんな過保護やね一体あのノイズどうゆう目的やろか
あの騒動から数日____
相変わらず寒い月だが
『彼ら』の所在地は暑苦しいくらいだった。
🇩🇪 し、仕事が出来ないんだが……
ドイツが倒れた時から各国達は、より
ドイツに過保護になってしまった
🇮🇹 また倒れられたら嫌なんね！！
ioが面倒見るんね！！！
子供と接しているような眼差しで
イタリアはドイツに言葉を刺す
🇯🇵 イタリアさんずるいです、！
私も面倒見ますから！！
🇺🇸 JapanもItalyもずりーぞ！！！？
俺がドイツを見るからな！！
🇫🇷 あー！！ずるいってー！！！
続々とドイツ近辺に集まる国達
ドイツは苦笑しながら些細な争いを見ていた。
🇩🇪 あ、暑苦しいんだが…？
🇬🇧 全く…朝っぱらから何を……
🇨🇳 どうせ貴様も彼奴等と同じ気持ちアル
呆れるイギリスに中国が釘を刺す
どうやら図星のようだ。
🇬🇧 …そう言う貴方もですよ
微かなため息を混ぜながら述べるイギリスに
中国は思わず笑いが込み上げてきたようだ
🇨🇳 ﾌｯ…仕方がないアルよ……
数日前までの出来事など無かったかの様に
ふんわりとした雰囲気が社内に漂う
「皆無事で、被害も無く済んだ」
それは単に、思い込みにしか過ぎなかったのだ
皆の。気付かないところで。
午後十時過ぎ____
まだ続く寒い夜。冷え切った指で
ひたすらにキーボードを打っているドイツ。
残業は苦しいものだ。
真っ暗な社内は昼間とは一転し、恐怖心を煽る
街中の光だけでできた室内は、
ドイツから視力と安堵感を奪って行く。
こんな状況でもドイツは平然とデスクに向かう。
もう慣れっこなのだろう。
そんなドイツにも慣れないものはある。
ｻﾞｯ…
🇩🇪 ……？
一瞬、ほんの一瞬だけだけれど
微かに頭にノイズがよぎった
【あの】ノイズだ。
フリフリと首を振り、仕事に戻る。
きっと疲労だと自分に言い聞かせる
ｻﾞｻﾞｰｰｯ……
🇩🇪 う………
その期待を裏切るように、
粗いノイズがドイツの脳を襲う
あの騒動以来、不定期にあのノイズに襲われる
何らかの行動や言動の影響、という訳でも
何か条件がある訳でもない。
ふっとした時に襲われてはすぐ消えて行く。
だが頻繁に来るノイズは偶然にも、
ドイツ「1人」の時だけであった。
防ぐ事ができないノイズに、ドイツは
段々と苛立ちを覚えて来てしまっていた。
🇩🇪 …そろそろ診てもらったほうがいいのか…？
けど皆に心配はもうかけたくないし……
そんな事がほぼ毎日頭によぎるもので
全然仕事に集中できやしない。
もう勘弁か…とぶつぶつ独り言を呟く。
まさか、一部始終を聴かれているなど
ドイツは思いもしなかった。できなかった。
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