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二話
すたーと。
syk-
syk「おはよ」
そう言い、俺は教室へと踏み出す。
俺の教室は1-B。
今は丁度2学期の半ば。
と言うことは、あと半分経ってしまうと、3学期に。
3学期になると、色々とやるべきことが増えるから嫌なんだよな。
kr「おー…」
kr「おはよう」
彼はkr。
クラスの中心人物。
リーダー的存在である。
先生「お前ら。」
先生「席に着け~」
先生「___。」
先生「_________」
Br「遅れましたぁ……」
先生「なっ…!Br!」
先生「遅いぞ!」
Br「すみません(。-∀-)」
彼の名はBr。
クラスからは”遅刻常習犯”と呼ばれるぐらいの遅刻魔だ。
背が高く、女子から、人気があるとか。
~放課後~
kr「帰ろーぜ~。」
俺とkr、そして遅刻常習犯、Brは毎日一緒に帰る。
kr「早く~。」
理由は、まぁ、…家が近いから。
家が近いから、登校も同じ。
Br「____?」
kr「__、__。」
syk「__(笑)」
kr「んじゃあ、俺こっちだから。」
kr「またな。」
ピタッ
Br「んね、syk、…」
Brがその場に止まると、何か悩んでそうな風に話した。
syk「なに?」
Br「…、、男の人が男の人に恋するの、良いと思う…?」
Brから、放たれた言葉。
Brの口から出ないような話題。
syk「…良いんじゃない?」
俺はまだ、恋をしたことないが、普通に良いと思う。
だって、「恋は人を変える」とも言うしな。
Br「…!」
Br「ありがとう…」
Br「じゃあね~。」
ガチャ
syk「ただいま~」
Brと別れ、自分は自分の家へと帰ってきた。
syk「あれ…、、?」
俺は、いつも家に居る母さんがいないことに気がついた。
いつもなら、帰ってきたら、
「おかえり(笑)」
と微笑んでくれる母さんがいない。
まぁ、仕事の残業かもしれないな。
俺はリビングへと向かった。
syk「母さん…!」
そこには、血まみれで、倒れている大好きな母さん。
胸元には包丁で刺されたような穴が。
syk「き、救急車…!」
ここから、記憶が曖昧。
電話して、俺はどうした?
ちゃんと話せていた?
救急車はちゃんときた?
母さんはどうなった?
分からない。
全てが分からない…、
『もう、あなた様の母親は…、、』
syk「ッ……_」
syk「そ、…うですか…ッ…、、」
syk「あ、りッ…とう……ッございます…ッ、、」
kr「大丈夫…か?」
Br「無理…しないでね…、、」
syk「お、おう…ッ」
母さんがいない世界なんて面白くない。
ちょっとしたことでも笑ってくれる、母さんの笑顔。
笑顔かぁ…
あは…は…、、
笑顔って…なんだっけ……?
気がつくと、足が勝手に動いていた。
きっと、この足は俺が、行かなくてはならない場所へ連れてってくれるはずだ。
自殺スポットで有名な場所へと着いた。
きっと、
「飛び降りろ」
と、言っているに違いない。
じゃあ、やるべきことは一つ。
世界にさよなら…だな。
母さん、待っててね。
じゃあ、…ね。
kr…、…
Br…、、
、、
??