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次の日。
ゆうきは図書室の古い貸し出しカードを調べてみました。
すると、その本を借りた人の名前が見つかりました。
「さとう ゆうた」
でも、その名前を先生に聞くと、先生は少し困った顔をしました。
「その子の名前…どこで見たの?」
「この本です」
ゆうきが本を見せると、先生はしばらく黙ってから言いました。
「その子はね…ずっと昔、この学校にいた子なんだ」
「え?」
「もう、今はいないけどね」
それ以上、先生は何も言いませんでした。
「その子はね…ずっと昔、この学校にいた子なんだ
その日の夜。ゆうきは勇気を出して、もう一度図書室へ行きました。本を机の上に置きます。すると。
パラ……
ページが勝手に動きました。そして、最後のページに文字がゆっくり現れました。
「ぼくの家は、学校のうらの森」
ゆうきはドキドキしました。でも思いました。
「本を返してほしいのかもしれない」・・・・
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