テラーノベル
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⚠️ こちらはd!の二次創作です ⚠️
死ネタ BL要素 が これから出てきます
地雷 彡 は 回れ右 !
―翌朝・病室―
朝。
カーテン越しの光が、昨日と同じ角度で差し込む。
眩しいけれど、ちゃんと見れるようになった気がする。
コン、コン。
sha(……来た)
rbr「入るでー」
sha「どーぞー」
扉が開いて、ロボロが入ってくる。
白衣、聴診器、髪も整ってる。
一見、いつも通り。
sha(……いや)
sha(今日も、変だ)
rbr「おはよう、シャオロン」
sha「おはよ」
視線が合う。
――が、一瞬で逸れた。
sha(やっぱり)
rbr「体調は?」
sha「昨日と一緒」
rbr「じゃあ、問題なしやな」
sha「ねぇ」
rbr「ん?」
sha「今日もさ」
sha「俺のこと、ちゃんと見てないでしょ」
ロボロの手が止まる。
rbr「見とるわ」
sha「嘘」
sha「目、全然合ってない」
沈黙。
ロボロは一瞬だけ、天井を見てから、ため息をついた。
rbr「昨日から、ずっとシャオロンのこと意識してしまうんや」
はっきり言われて、今度はシャオロンが黙る番だった。
sha(……あ)
sha「……そっか」
ロボロは困ったように笑う。
rbr「だから、仕事中は普通でおらなあかん」
sha「ふーん」
シャオロンはベッドの上で、少し身を起こした。
sha「じゃあさ」
rbr「なんや」
sha「普通って、どこまで?」
rbr「……は?」
sha「話すのは?」
rbr「問題ない」
sha「触るのは?」
rbr「診察なら……」
sha「目、見るのは?」
rbr「……」
sha「それ、アウトなん?w」
ロボロは完全に黙り込んだ。
耳が赤い。
sha(分かりやす)
sha「ねぇ、俺さ、」
sha「ロボロがそんなふうになるの、ちょっと嬉しいんだけど」
rbr「……お前な」
sha「だってさ」
sha「前まで、俺ばっかり置いてかれてる感じだったし」
ロボロの表情が、少し変わる。
rbr「置いてくなんて、そんな……」
sha「でも今は」
sha「同じところで、足止めされてる感じする」
シャオロンは、にっと笑った。
rbr「……ずるいわ」
sha「なにが?」
rbr「平然とそんなこと言えるとこ」
sha「平然としてないよ?」
sha「ちゃんと、ドキドキしてる」
rbr「……どこで」
sha「今」
ロボロが、昨日の自分と同じ言葉を言われたことに気づいて、固まる。
sha「こうやって、ロボロが困ってるとこ見てると」
sha「恋人だなーって思う」
完全に撃ち抜かれた顔だった。
rbr「……診察、終わりや」
sha「え、まだ聴診器――」
rbr「終わり!」
そそくさと距離を取るロボロを見て、シャオロンは吹き出す。
sha「先生、逃げるの早」
rbr「……後で来る」
sha「はいはい」
そして、扉が閉まった。
sha「やっぱ、大事にされてる感じするなぁ〜」
―医局―
ロボロは壁に背中をつけて、深く息を吐いた。
(……あかん)
(完全に、立場逆転しとる)
でも。
(嫌やない)
そう思ってしまう自分が、一番厄介だった。
―数日後・病棟―
正直、もう隠せてない。
ロボロ自身は「普段通り」を意識しているつもりだが、病棟側の評価はこうだ。
・シャオロンの回診だけ丁寧
・カルテ確認が二回入る
・病室から出てくるのが遅い
・出てきた後、必ず一度深呼吸してる
そして何より。
看護師A「……ねぇ」
看護師B「うん」
看護師A「ロボロ先生、シャオロンくんの病室行くとき多くない?」
看護師B「分かる」
看護師A「あと距離感おかしくない?」
看護師B「分かる」
二人は顔を見合わせる。
看護師A「これ、もう確定じゃない?」
看護師B「ですね」
―医局―
rbr「……」
ロボロはカルテをめくるふりをして、内容が一文字も入ってこない。
(見られとる)
最近、やけに視線を感じる。
看護師A「ロボロ先生」
rbr「なんや」
看護師A「ちょっといいですか?」
嫌な予感しかしない。
rbr「……ここでええやろ」
看護師A「じゃあここで」
にこやか。
だが、逃げ道がないタイプの笑顔。
看護師A「シャオロンさんのことなんですけど」
心臓が、一段跳ねた。
rbr「……病状ならカルテに――」
看護師A「いえ、病状じゃなくて」
看護師A「“関係”の方です」
ロボロは完全に動きを止めた。
rbr「……何の話や」
看護師A「先生」
看護師A「私たち、医療従事者ですよ?」
穏やかな声。
でも、鋭い。
看護師B「毎日見てます」
看護師B「視線も、距離も、空気も」
rbr「……」
看護師A「別に、責めたいわけじゃないんです」
看護師A「ただ、病棟では隠しきれてません」
ロボロは、額に手を当てた。
rbr「……すまん」
絞り出すような声だった。
rbr「仕事と私情、分けてるつもりやった」
看護師B「つもり、ですね」
看護師A「シャオロンさん、嫌がってます?」
rbr「それは……」
即答で首を振る。
rbr「嫌がっとらんな」
看護師A「そうですか」
看護師A「大丈夫ですよ」
看護師A「誰も言いふらしたりしません」
一拍置いて。
看護師A「でも先生」
看護師A「守るなら、もっと上手く守ってください」
その言葉が、胸に刺さる。
rbr「……分かった」
看護師B「今日の回診、私が付きますね」
看護師B「一人だと、先生ブレーキ壊れるんで」
rbr「壊れてへんわ」
即座に否定するが、弱い。
―病室―
コン、コン。
sha「はーい」
rbr「……入るで」
看護師B「失礼します」
sha「お、今日は二人?」
shaはすぐ察した。
rbr「体調は?」
sha「変わんない」
ロボロは必要最低限だけ確認する。
距離も、声も、意識的に一定。
sha(……あ、壁作ってる)
sha「ねぇ」
rbr「なんや」
sha「なんか今日、よそよそしくない?」
看護師Bが、わざとらしく咳払いをした。
看護師B「……先生」
rbr「……」
shaは一瞬だけ看護師の方を見て、全部を理解する。
sha「……あぁ」
sha「そっか」
それ以上、何も言わない。
その静けさが、ロボロには一番きつかった。
―回診後・廊下―
rbr「……シャオロン」
sha「ん?」
rbr「さっきの…気にしてる…?」
sha「ちょっとだけ」
rbr「……すまん」
shaは首を振る。
sha「分かってるよ」
sha「立場的に、そうなるのも」
一拍置いて、でも続ける。
sha「でもさ、全部バレてるなら無理しなくていいんじゃない?」
rbr「……それは」
sha「俺はさ」
sha「ロボロが逃げないなら、待てるよ」
その言葉に、胸が締め付けられる。
rbr「……待たせるの、嫌なんや」
sha「知ってる」
sha「だから好きになったんでしょ」
ロボロは、小さく笑った。
rbr「……ほんま、敵わんな」
―医局・朝―
机の上に、回覧書類が一枚置かれていた。
ロボロはそれを手に取って、眉をひそめる。
「担当医体制について(一部変更)」
内容は、淡々としている。
・主治医:ロボロ
・補助確認医:別医師1名
・回診時、看護師同席必須
・院内の緊急時以外面会可
ページの端に、付箋。
《※患者の精神的安定を考慮》
文字が、少し滲んで見えた。
rbr「……看護師A」
声をかけると、当人は何でもない顔で振り返る。
看護師A「はい?」
rbr「これ……」
看護師A「あぁ、それ」
にこっと笑う。
看護師A「もう通ってます」
rbr「……通って?」
看護師Bも横から口を挟む。
看護師B「“恋人関係が患者の治療に悪影響を及ぼしていない”って結論です」
rbr「……は?」
看護師A「むしろ安定してます」
看護師A「バイタルも、睡眠も、表情も」
rbr「いや、でも」
看護師Aは少し声を落とす。
看護師A「先生」
看護師A「ちゃんと線引きできる人だって、皆わかってます」
rbr「……」
看護師B「だから“禁止”じゃなくて“管理”です」
看護師A「現場判断、ってやつですね」
ロボロは、しばらく黙ってから、深く息を吐いた。
rbr「……勝手に」
看護師A「はい」
看護師B「勝手にやりました」
二人とも、悪びれない。
看護師A「その代わり」
看護師A「先生、患者さん泣かせたら許しませんよ」
rbr「そんなことせんわ」
即答だった。
―病室―
sha「なんかさ」
sha「今日、空気違くない?」
rbr「……気のせいや」
sha「いや、絶対違う」
ロボロが近づくと、シャオロンは自然に距離を詰める。
sha「前より近くない?」
rbr「……規定内や」
sha「なにその言い方」
小さく笑って、シャオロンが囁く。
sha「ねぇ、ロボロ」
sha「俺ら、怒られない?」
ロボロは、一瞬だけ視線を逸らしてから、正直に言った。
rbr「……認められた」
sha「え?」
rbr「条件付きやけどな」
シャオロンは目を瞬かせて、次の瞬間、ぱっと笑った。
sha「なにそれ!」
sha「じゃあさ、」
ベッドの上、ほんの少しだけ身を乗り出す。
sha「これも?」
指先が、ロボロの白衣の袖をつまむ。
rbr「……それは」
周囲を一瞬確認してから、小さく咳払い。
rbr「……短時間なら」
sha「先生、甘い」
rbr「うるさい」
でも、拒まない。
シャオロンの指が離れないのを、ロボロはそのままにした。
―廊下・看護師―
看護師A「……始まったね」
看護師B「始まった」
看護師A「でも、いい顔してる」
看護師B「うん」
看護師A「患者さんも、先生も」
sha「ねぇ、ロボロ」
rbr「なんや」
sha「さっきからさ」
sha「ずっと“規定内”って言ってるけど」
rbr「……」
sha「どこまでが規定内なん?」
ロボロは、一瞬だけ言葉に詰まる。
rbr「……距離は、今くらい」
sha「へぇ」
シャオロンは、わざとらしく少し近づく。
ベッドの縁に座ったまま、ロボロの白衣に膝が触れる距離。
sha「今も?」
rbr「……今も」
sha「じゃあさ」
sha「手は?」
そう言って、シャオロンが指を差し出す。
誘うみたいに、軽く。
ロボロは周囲を一度だけ確認してから、ため息をついた。
rbr「……短時間やぞ」
sha「はいはい」
指先が重なる。
握る、というより触れるだけ。
sha「……あったか」
rbr「……一応俺、仕事中やぞ」
sha「仕事中でも、恋人でしょ」
rbr「……それ言うな」
耳が赤い。
sha(分かりやす)
sha「ねぇ」
sha「キスは?」
rbr「アウトや」
即答。
sha「即答なのウケる」
rbr「線引きは大事やからな」
sha「じゃあ」
sha「頭撫でるのは?」
rbr「……」
sha「迷ってる時点でアウトじゃない?」
rbr「……」
ロボロは観念したように、そっとシャオロンの頭に手を置いた。
撫でるほどでもなく、軽く、形を確認するみたいに。
sha「……あ」
sha「それ、好き」
rbr「……患者の精神安定のためや」
sha「便利な言い訳」
rbr「事実や」
二人の距離は、自然と縮まっていた。
コン、コン。
看護師A「失礼します〜」
一瞬で、ロボロの手が離れる。
sha「こんにちは」
看護師Aは、二人の距離と空気を一目見て、にこっと笑った。
看護師A「はいはい」
看護師A「今の」
看護師A「全部、規定内ですね」
sha「え、ほんと?」
看護師A「時間内、距離良し、接触軽度」
看護師A「表情も安定してます」
rbr「……」
看護師A「先生」
看護師A「顔、緩んでますよ」
rbr「緩んでない」
即否定。
看護師A「じゃあ」
看護師A「このままで、OKです」
sha「やった」
rbr「……看護師さん」
看護師A「はい?」
rbr「甘やかしすぎや」
看護師A「患者さんの回復促進です」
看護師A「あと」
ちらっとシャオロンを見る。
看護師A「恋人さん、ちゃんと待てるタイプなので」
sha「待てます」
即答。
看護師A「ほら」
看護師A「優秀」
ロボロは、もう何も言えなかった。
―夜・病室―
消灯時間を少し過ぎた頃。
病棟は、昼とは別の静けさに包まれている。
コン、コン。
sha「……」
この時間のノックは、もう分かってる。
sha「どうぞ」
扉が静かに開いて、ロボロが入ってきた。
白衣じゃない。
私服に近いラフな格好。
sha「仕事終わり?」
rbr「まぁせやな」
そう言って、ベッドの横に椅子を引き寄せる。
sha「ねぇ」
rbr「なんや」
sha「今はさ」
sha「仕事中じゃないんだよね?」
rbr「せやで」
sha「規定も?」
rbr「……今は関係ない」
その言葉を聞いた瞬間、シャオロンの表情が一気に緩む。
sha「じゃあ」
sha「近く来て」
rbr「……」
一瞬迷ってから、ロボロは椅子をやめて、ベッドの縁に腰掛けた。
sha「もっと」
rbr「お前な」
sha「だって」
sha「今日は我慢してたし 」
そう言って、シャオロンはロボロの服の裾を掴む。
昼とは違って、遠慮がない。
rbr「……甘え方、覚えたな」
sha「覚えたよ」
sha「恋人だから」
ロボロの手が、そっとシャオロンの背中に回る。
sha「……あ」
sha「それ」
sha「昼はダメだったやつ」
rbr「夜やからな」
sha「ずるい」
rbr「どっちがや」
シャオロンは、ロボロの胸元に額を預ける。
呼吸の音が、近い。
sha「ねぇ」
rbr「ん」
sha「ちゃんと、ここに来てくれて嬉しい」
rbr「……当たり前やろ」
sha「当たり前って言われるの、好き」
ロボロの指が、シャオロンの髪をゆっくり梳く。
sha「……落ち着く」
rbr「俺もやで」
少しだけ間があって。
sha「こうやってくっついてるのは大丈夫なん?」
rbr「……好きにせぇ」
シャオロンは、その言葉を待っていたみたいに、体重を預ける。
sha「あったか〜い」
rbr「離れる気ないやろ」
sha「ない」
即答。
rbr「ほんま……」
そう言いながら、腕を緩めることはしなかった。
sha「ねぇ、ロボロ」
rbr「ん?」
sha「俺さ」
sha「今、すごく大事にされてるって感じてる」
ロボロは、しばらく黙ってから、小さく答える。
rbr「そりゃ大事にしてるからな。……まぁ、そうできてるなら、よかった」
sha「できてる、めちゃくちゃ」
シャオロンは、目を閉じたまま笑う。
sha「このまま寝てもいい?」
rbr「……起こさんようにする」
sha「起こしてもいいよ」
ロボロは、静かに息を吐いて、シャオロンの頭に顎を乗せた。
rbr「夜は休め。シャオロンの体調が一番やから」
sha「うん、わかった」
病室には、時計の音だけが残る。
誰も見ていない。
誰にも止められない。
コメント
5件
やばい過去1笑った((尊過ぎて。一旦看護師彡優し過ぎるか、なんですかね、あれ、女神レベルまで行ってるか…😇夜甘々なの最高すぎん?美味し過ぎる…もっといちゃこらしてくれ、
前から見てたんですけどこの話めっちゃ好きです!!!!夜だけ本当の恋人っていう関係めっちゃいい!!!!!!