テラーノベル
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一年に一度、幼馴染は俺に告白する
「嫌い」
もう慣れた言葉だ。これを裏返しは好きだなんてわかりきっている。
そして今年。彼女に連絡をされ、いつもと同じ駅前にいく。
先にいた彼女は俺に気づくと、少し息を吸ってイタズラに笑う。
「好きだよ」
聞き慣れない言葉だ。開いた口を閉じぬまま、俺は喉を揺らす。
「……ど」
「どっちだよ…!」
そういう俺に、彼女は後ろの時計を指差した。
コメント
1件
最初全く違うサムネイルで投稿してしまいました。 エイプリルフール……😉