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happy Halloween🎃ですっ!
__これは数年前のこと 。
その日はなんだか眠れなくって夜遅くまで携帯を見ていた 。
すると 、こんな真夜中に一つのメッセージが送られてきて …….
「 ちまからいえいったいい? 」
なぜだか知らないけどその日は文字が全てひらがなで
ところどころで誤字がある 。
その時は深夜だから眠たくてこうなったのかな ………って思ってた 。
……
月城「 ぁ ….来た ….入っていいよ〜! 」
メッセージから数分後、チャイムがなるとすぐにドアを開ける音がして
急いでるのかな?と思い見に行った 。
月城「 もとき?こんな夜中にどうし ……ッ 」
元貴の姿を見て目を疑って言葉を失った 。
いや 、これはもう疑うしかなかった 。
元貴が……………………..ヴァンパイヤ ……..?
大森「 ….はぁっ ..ねぇどうしよ …なんか吸血鬼に …ッ 」
月城「 …..へ….どゆこと ….ッ 」
大森「 ぼくも何がなんだかわか、んないの ….ッ” 」
きっと誤字があったのもこの所為 。
元貴自身も相当焦っていたのだろう 。
月城「 とっ 、とりあえず …救急車とか …ッ 」
大森「 …それはだめッ ….こんな姿見られたらたいへん…..っ 」
手で胸らへんの服をぎゅっと握り必死に答える元貴 。
今思えば 、話している時私の首筋をずっと見てたのは___
「 なんかすごい …血が欲しくなる…っ♡ 」
私の血をはやくはやく吸いたかったから 。
話す時、時々苦しそうにしてたのはきっとこれが原因 。
でもこの日はきっと色んな事が目の前にあって
頭が混んがらないように吸わずにいてくれたんだよね 。
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今日は1年に一度のハロウィン 。
今年もハロウィンは元貴と過ごそうと約束してたけれど
夜になれば元貴は吸血鬼に変身しちゃって外出はできない 。
なので今は部屋をハロウィン仕様にし 、お菓子パーティー中 。
吸血鬼になってもお菓子は食べれるし、血を食料にする吸血鬼にとっては
珍しいことだが元貴の場合、一定の時しか血は欲しくならないみたい 。
大森「 これ、んま….っ 」
大森「 ねぇ …これ食べれみれよっ 」
口の中にぱんぱんに詰めて 、吸血鬼とは思えないほどの可愛さ 。
月城「 ん〜どれどれ …。 」
お菓子の袋を破って中身を手に取った瞬間
大森「 い゙ …ッ!! 」
元貴が急に胸を抑えだした 。
月城「 っ 、もときっ?!? 」
月城「 どうしたの …ッ_? 」
月城「 ねぇ …もとき …?! 」
私は心配になり近づいて心臓をギュッと押さえている
元貴の体に触れる 。
大森「 っ …くんな” !!!! 」
月城「 ぇ …っ」
大森「 だか 、ら来んなって” ..ッ!!! 」
こんな状況を見るのははじめてではない。
過去に1度か2度かあったが 、この時は「 血が欲しくてたまらない時 」らしい 。
だけど今日はいつもより口調も乱暴で …….何かが違う 。
でも元貴はきっと、きっと
自分を抑えるために何かを戦ってくれてるんだ 。
月城「 だいじょうぶ ….だよ …っ。 」
大事な親友を失ってしまわないかすごく不安の中 、
元貴の体をぎゅっと抱きしめる 。
大森「 っ! 、むりむり …だめ…ッ!! 」
大森「 は”なして …ッ!! 」
月城「 んーん …離さないっ 」
月城「 もう 、我慢しないで 」
月城「 私のこと ..いくらでも好きなようにしていいよ …っ? 」
いくら友達でも吸血鬼に「好きなようにしていい」なんて
何されるか分からないのに 、口が勝手に開いてた 。
大森「 ….っ♡ 」
…….ドサ …ッ
急に視界が翻った 。
刹那 ….目の前には元貴の顔 。
薄っすらと赤い目の中にはハート ….がある 。
キュ”ッ …..ゴクゴクゴク” …ッ
さらに血を飲む生々しい音が近くで聞こえる 。
勢いよく血を吸われ血がだんだん少なくなっていき 、
酸素が ….回らない …っ
頭がすごくふわふわ ….してる …。
月城「 もと 、き ….待っ~~~ッ 」
大森「 やだよ、待たない♡ 」
大森「 だって好きなようにしてもいいんでしょ? 」
大森「 自分が言った言葉 …責任持ってね?♡」
あぁ …そうか 、今日は_”ハロウィン” ….。
ハロウィンという少し特別な日に
身体を重ね夜を明かした 。
___end____
HAPPY HALLOWEEN 🎃 🐈⬛
ハロウィンだから頑張った!