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深澤くんに、私くらいの歳の妹が居たらしい。親の事情で離れ離れになってそれっきり。名前も、私と似た名前だったらしくて。

だから、初めてあったときから、私に興味はあったらしい。


たしかに、私にも兄がいるとはお母さんに聞いたけど、母親は違うっていってた。名前はしらないし、それ以上は聞かされてない。



照「2人が兄妹ってことは無いの?」

深澤「え?」

○○「まさか…」


そんな話をしてた時だった。


コンコン…


照「はい?」


すると、そこには、お母さんが。


母「○○…?」

○○「え!?お母さん?」


そうだった。あれからどうなったかというメールが来たから、返して入院した事話してたんだった…


○○「…わざわざ来てくれたの?」

母「入院っていうから、心配で……」

○○「あー……もう大丈夫。色々ありすぎて、ちょっと疲れただけだから。もう、元気だし。」

母「元気とかいっても。ひとりでしょ?またなんかあったら……」

照「あ、あの、おかあさん?」

母「え?あ、……あなた達は?」

深澤「あ、えっと、○○さんの職場の同僚で、深澤といいます。」

照「えっと……」

母「深澤?………」

○○「え?」

母「まさかとは思うけど……下の名前は?」

深澤「え?……辰哉です。」

母「……!!歳は?」

深澤「………えっと、30です」

母「……辰哉くん…」


○○「…待って、ってことは?」

照「まじ?」

深澤「みたい(笑)」

○○「…え?…えぇー!?ほんとに、深澤くんがお兄ちゃん?」

母「え?」

深澤「今話してたとこだったのに!わら」

照「ふっかがお兄ちゃん…うわぁー(笑)」

深澤「妹だったんだ!わら。」

○○「なんか複雑…深澤くんがお兄ちゃ……待って?てことは、私、深澤だったの?」

母「まぁそうね、3歳までは…」

○○「……なんかヤダ(笑)」

深澤「な!失礼だねー、わら」

母「今でも仲良いのね(笑)…辰哉くん、お父さんは…?」

深澤「………」


お父さんの事を聞かれ、深澤くんの顔から笑顔が消えた。


照「ふっか?」


母「ごめんなさい。話したくないわよね。今は独りくらし?」


深澤「……はい。今はもう、大丈夫です。仲間もいますし。」

母「そう。良かったわ……。あの時、貴方を連れて行けなくて、ごめんなさい……ずっと気になってたの。良かったわ。こんなにしっかり育って…泣。」

深澤「それだけで、充分です。正直、最初は、どうして俺だけ…ホントの子じゃないから?って思ってました。けど、子供には分からない色々な事情があったんだろなと今は思えますし、○○とまた会えたから。」

○○「…深澤くん……」

深澤「ほんと、小さい時と変わんないですよ?(笑)普段は頼りになる、できる先輩ですけど、意外と頑固でちょっと甘えん坊の寂しがり屋なとこは、今もそのまんま(笑)」

○○「んなっ!?」

母「そうね(笑)ずっと、にぃにぃって辰哉くんにくっついて離れなかったものね(笑) てか、ごめんなさい、貴方は……」

照「あ、岩本照です。」

母「辰哉くんのお友達?」


どうしよ、言って大丈夫なのかな。

2人の為に照らす光

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展開が素敵すぎる✨

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