この作品はいかがでしたか?
42
この作品はいかがでしたか?
42
コメント
1件
照「……○○さんと、御付き合いさせてもらってます。」
母「えっ?あ、あんな事あったばかりでしょ?」
○○「……あの件があった時、一緒にいてくれて。支えてくれたのが照で。もちろん、深澤くんも。2人が居てくれたから…行くあてもなくて、すごく怖くて…」
母「ってことは、一緒に住んでるの?」
○○「……うん。あの件から…」
母「…あんたはそんなだから、男にすぐ騙されて、迷惑かけて……今だって!」
深澤「お母さん、落ちついてください!」
母「でも!」
○○「……ひ、照なら大丈夫!大丈夫だから。」
照「……え?」
母「そんなことわかんないでしょ?」
深澤「大丈夫です。○○を傷つけるようなら俺が許しません。それは昔も今も変わらない。それに…照は、俺の1番信頼できる友達です。」
母「………ε-(´-`*)」
照「…挨拶も何もなしにほんと申し訳ありません。でも、俺には○○さんが必要ですし、大事にします。これからも守ります。だから…」
母「……お父さんにもこの事話しておくから
」
○○「え、ちょっと、お母さん…!」
母「退院したら、1度帰ってきなさい。2人で。」
○○「……え?」
母「そのかわり、覚悟しときなさいね?」
そう言って、ふふっと笑いながら、またね?と帰って行ったお母さん。
○○「……どうしよ」
深澤「大丈夫なんじゃない?」
○○「…大丈夫じゃないよ、最悪…」
照「ま、でも、行くしかないでしょ?」
○○「…え…?」
照「どうせ、いずれは挨拶いかなきゃだし?」
○○「…へ?」
深澤「…ちょ、ちょ待って?照??」
照「なに?」
いずれは挨拶って…
え?
待って?
○○「……照?」
照「ん?」
○○「…お父さんには気をつけてね?」
深澤「え?どゆこと? 」
○○「ほんと、大変だから。今までの人たちも、結構やられてて。私に近づく男たちは1人も寄せ付けない、みたいな…遊びに行くのもすごい細かく聞かれるし、嫌で実家から逃げるように出てきたから…」
照「ふ〜ん、なるほど。」
深澤「なんか、だれかさんも、そうなりそう……」
○○「…あー、たしかに…」
深澤「ん?てことは、○○には、耐性がある?」
○○「ん、なんの?」
深澤「束縛?」
○○「ん、監視されたり、自由効かないほどじゃなけりゃ、まぁ。」
照「え?……じゃなんで?」
○○「……ん、結局は、自分の思い通りにしようと、支配しようとするから。私の事大事って、愛してるからって言うくせに、何一つ私の話は聞いてくれないし、見てくれないから。私なんて居ないのとかわらなくて。機嫌悪い時の八つ当たりの道具にしか過ぎなくなる。それを繋ぐために、甘い言葉をいったり、優しくしたり。そんなもんなんだよ。」
深澤「ぅぇー。なにそれ。あ、でも、そうだね、そういう奴はみんな…」
照「そんな奴らと一緒にされたくない…」
深澤「照はちょっと違う。照は、一生懸命すぎて、でも、話は聞くじゃん?」
○○「うん。気づいたらちゃんと直そうとしてくれるし、ちゃんと大事にしてくれてるのはわかる。」
照「……なんか恥ずかしい///」
康二「失礼しまーす!」
○○「え?康二くん?」
深澤「え?康二?」
照「どしたの?」
康二「いや、昨日ふっかさんが行く言うてたから。起きたらもうおらんかったし、俺も行きたかったから、来てみてん!」
深澤「康二。いいとこに来てくれた。ほんと。」
康二「え?なに?どゆこと?」
深澤「じゃ、俺帰るね!康二かえろ!」
康二「へ?俺、きたばっかりやん、あ、これ、お見舞い。たべてな?んなら、なんかわからんけど、帰るわ。」
○○「あ、ありがと…」
そう言って、2人は帰っていった。
照「○○、ありがとう。」
○○「ん?」
なんの事かと思ってたら、照なら大丈夫ってお母さんに言ったことだった。
今となったら、恥ずかしい…
照「退院したら、ちゃんと挨拶いかして?」
○○「…でも…」
照「大丈夫。数発殴られるくらいの覚悟はあるから!笑 」
○○「…だめ、それはやだ!」
照「大丈夫。ちゃんと、認めてもらおう?俺達のこと。時間かかっても。」
○○「……うん//」