明日は最終日。
しかし明日は、朝にここを出発。
つまり実質的には今日が最後となる。
そんな訳で早朝釣り大会は全員が参加した。
しかし調子は良くない。
最初だけブリ系の小さめのが、ばたばたっとかかったきり。
最初は良かったのだ。
第1投して2分くらいで、彩香さんが40センチくらいのを釣り上げたり。
すぐに未亜さんが、それよりちょっと小さいのを釣ったりで。
しかしその後がなかなか来ない。
深草だけでなく、秋津の方も同じような感じだ。
皆さん色々な工夫をしている。
場所を移動したり仕掛けを変えたり。
術や魔法による超遠投をしたりと様々だ。
でも、釣れない。
そんな感じで2時間近く。
もう今日は駄目かなと思った7時過ぎだった。
まずは彩香さんの竿が動いた。
そこそこ大きいかなという感じ。
そして今度は秋津の誰か2人に反応が。
「何か来はじめたぞ」
向こうで朗人先輩がそう言って。
そして彩香さんが多分ソーダカツオを釣り上げたのが見えた時。
僕のウキも消えた。
咄嗟に竿を立てる。
すごく重くはないが重い、かかっている。
この感じはソーダかな。
そして美洋さんもかかったようだ。
一気に魚が釣れだした。
潮の流れか、たまたま群れが来たのか。
どっちにしろこれはチャンスだ。
仕掛けの太さにものを言わせ、浜を歩いたりしつつ力業で寄せる。
びちびち跳ねているソーダを、ナイフ1発でトドメを刺して血抜きバケツに放り込む。
カゴに急いでアラを詰めて、ぶん投げる。
この調子で10分続いただろうか。
ピタッと、また釣れなくなった。
でも。
「もう充分だろう」
川俣先輩がそう言う程度には釣れていた。
カツオ類やブリ類の40センチくらいが、各バケツに4本ずつくらい刺さっている。






