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#カントリーヒューマンズ
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たまごぞうすい
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目の前にいるロングヘアの女性が話す。
手に持ったコーヒーが温かい。
「藤原さん…ねぇ。
あの方ほど理不尽な環境に陥ってしまった人はいませんよ。普通。」
「成績優秀、家柄も良くて。大好きなお兄さんがいて…さらには潔白なシスター属性とお姉さん属性を兼ね備えた友達もいて…あなたの事ですよ。雫さん。」
…この人の言葉はわからない時がありますが、本当にちゃんとした言葉なんでしょうか…この方一応異形狩りのお偉いさんなのに。
「異形狩りとしての成績の方が異常でしたが、ね。一月に200体。頭おかしいですよ全く。誰も塗り替えられませんよ。
…でも、理不尽すぎますよ。
人助けをたくさんしたのに、まるでその人たちの不幸を代わりに背負うように次々と災いが起きて。
家族が亡くなって、いじめられて、それで明るい性格が曲がって控えめな子になって、追い打ちをかけるように黒血にかかって、気を失うことも増えた、なんて。」
「…あの。新しいお薬…の話って」
「アッ、そうでしたね…すんません。今爆速で持ってくるのでッ!お待ちくださいましッ!」
黒血病…
あの時藤原さんこと、藤原月人さんは病気になる前に、命懸けで異形を倒した。
でも、その異形は黒血病の元になる液体を打ってきて、見事にそれに掛かった藤原さんは…
思い出したくもない。そこからの変わりように。
「こちらです」
渡されたのは注射が数十本入っていた小さいボックス。
「あの…注射は…」
「なので実はお薬もあります」
「か、会長…!」
さすがは我々のまとめ役しっかり前に行った要望も覚えていてくれた
その日、また改めて薬を渡すからと言われて会長とは別れた。
会長がいい人でよかった…!
私も体が痛いし、骨折してるから無理はしているかも…ですけど、早く藤原さんの病気を治さなきゃ…!
(…治るわけないのに…?)
そんな気持ちを押し殺して、電車に乗り込んだ
※なんかもうわかってきたと思いますが、広島の擬人化藤原月人さんの可愛さがひたすらわかっちゃう話です。
定期的に今の状態を書いていくので、変化がわかりやすい良心設計付きです!
コメント
1件
ほっかい広産さん、読ませていただきました🌙 重い設定なのに会長のテンポのいいやりとりで息ができた…藤原さんの壮絶な背景と、それを背負いながらも薬を届けようとする視点の子の健気さが胸に刺さりました。「治るわけないのに」の一文、すごく効いてる。黒血病ってワードもダークで好み。広島の擬人化ってコンセプトも気になるし、続きが静かに読みたいです🥀